今宵のボーカル、NYの今を代表するようなコンテンポラリーな女性ジャズ・ボーカル、異色のアーティスト、「エスペランサ・スポルディング/Esperanza Spalding」の3rdアルバム、「Chamber Music Society」(2010)から、「Apple Blossom」。このアルバムは、2011年の第53回グラミー賞にて、最優秀新人賞を獲得した。ジャズ・アーティストとしては初という、最優秀新人賞受賞は、一躍、彼女をジャズ界のトップスターに押し上げた。
「♪ Mother of the spring 万物の母なる春がきた Her branches cradle slipping, 枝たちは小枝を育て Buds, yawning open, つぼみはあくびをするように開いた Welcome by an aging man まっていた爺さんは He greets them fondly 愛情込めてそれらを迎える With memories of when 若かりし頃 Her bows were arms 彼女の腕に抱かれた that held him as a younger man 記憶とともに Together, they would marvel at そしてお互いに The birth of spring time 春になったことを喜ぶのだ
Now he stands beneath the apple blossoms 今彼は林檎の木の下に佇んでいる Every year where they used to go walking 何年も同じ場所で過ごしてきたが And he tells her about the summer and the autumn, 夏と秋については語るが The winter in his heart, 冬についてはこころの中にしまい込む And their apple blossoms そして林檎の花についても