1938年10月22日、アルフォンシーナはブエノスアイレスの駅から、有名な海岸の避暑地、「マル・デル・プラタ/Mar del Plata」に向かう列車に乗り込んだ。二日後の夜中、一人息子のアレハンドロに手紙をしたためると、深夜の1時ごろ海へ向かったという。そして数時間後、近くを通りがかった若者が波打ち際で息絶えていたアルフォンシーナを見つける。「ばあや、もう眠るから・・・。灯りをもう少し落として。一人にして。 ・・・ 」という残された最後の詩とともに夕刊で偉大な詩人の死は伝えられた。(Wikipedia参照)
もう一人の耽美派は、「ミケーレ・ディ・トロ/Michele Di Toro」。ソロ・ピアノ中心のアルバム、「Thanks(Piano Solo)」(2010)から。全11曲のうち、この曲を含め、2曲だけがトリオ演奏。切なさと優しさと愛しさをこめて、「ミケーレ・ディ・トロ」が奏でる「アルフォンシーナと海」。