今宵の曲は、「If I Were a Bell」。邦題は、「もしも私がベルなら」。1950年のミュージカル、「野郎どもと女たち/原題:Guys and dolls」の挿入歌。私は観ていませんが、1955年に映画化され、「マーロン・ブランド/Marlon Brando」と「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」、「ジーン・シモンズ/Jean Simmons」らが出演、「ジーン・シモンズ」が、歌っているという古いスタンダード。作詞・作曲は、「フランク・レッサー/Frank Loesser」。「マイルス・デイヴィス/Miles Davis」を始め、「キース・ジャレット/Keith Jarrett」、「レッド・ガーランド/Red Garland」、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」など多くのミュージシャンに演奏されていますが、今宵は女性ボーカルで。
「If I Were A Bell」 by Frank Loesser
「♪ Ask me how do I feel, 聞いてみてよ、私がどんな気分か now that we're cozy and clinging ぴったり寄り添っている今の私たちなら Well sir, all I can say is そうね、もしも私がベルなら if I were a bell I'd be ringing 鳴り響いている気分ね From the moment we kiss tonight 私たちがキスした今夜から That's the way I've just gotta behave こんな風になっちゃったの Boy, if Iwere a lamp I'd light もし私がランプなら光り輝いているし Or if I were a banner I'd wave 旗なら泳ぐように風になびいているわ
Ask me how do I feel, 聞いてみてよ、私がどんな気分か little me with my quiet upbringing 上品なしつけを受けた私にとって Well sir, all Ican say, is そうね、もしも私が入り口の門なら開いたり閉じたり if I were a gate I'd be swinging スウィングしている気分よ And if I were a watch そして、もしも時計だったなら I'd start popping my springs ゼンマイが弾け飛んでいる気分ね Well, if I were a bell I'd go, もしも私がベルなら鳴り響いているわ ding dong, ding dong ding ディンドン、ディンドンディンって
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「アン・バートン/Ann Burton」です。1977年6月、彼女の3度目の来日の際に録音されて、「トリオ・レコード」からリリースされたアルバム、「雨の日と月曜日は/Burton For Certain」(1977)から。アルバム・ジャケットは、2008年になくなった写真家「阿部克自」さんの作品。彼女をバックアップするのは、ピアノが「ケン・マッカーシー/Ken McCarthy」、ベースが「稲葉国光」、ドラムスは「大隈寿男」。