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大屋地爵士のJAZZYな生活

似たもの同士の仲間

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 今日の作業、眺めを良くするための最後の仕上げ。もう伐採は終わっているので、今日は、先週倒した木の枝処理や、浮いている木が斜面を転がり落ちないように、地面に寝かす作業。暑くなってきて、しんどさも増してきているが、全員、なによりも森の手入れが好き、炭焼きが好きの似たもの同士の仲間たち。
  
 「似たもの同士」と言えば、この時期に咲く「カマツカ(鎌柄)」、「アオダモ(青梻)」、「ガマズミ(莢蒾)」は、遠目にはなかなか見分けがつかない。

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 写真は上から、「カマツカ」、「アオダモ」、「ガマズミ」である。山で自生しているバットの材料、「アオダモ」は、「ガマズミ」に比べ高木で、近づきにくいので、花の形はわかりにくいが、霞のような花の形と斑点のような樹皮でわかる。高木である「カマツカ」も、近くでみると、花は密集しているが、はっきりと5弁の花びらがわかる。
  
 その実をジャムにもする「ガマズミ」は、「カマツカ」、「アオダモ」に比べ、低木。近づけるので、花形、そして葉脈がはっきりした葉で見分けをつけている。森の手入れをしていれば、その違いについて興味も湧くし、自然と調べてみようとも思うようにもなる。この歳になっても、まだまだ好奇心、興味を持つことが大切なんだと自分に言い聞かせて、山に入る。

 今宵の曲、「Like Someone In Love」。1944年制作のアメリカ映画「Belle of the Yukon/邦題:ユーコンの女王」の挿入歌という古い古いスタンダード。
   

   
【 Like Someone In Love 】 by Jimmy Van Heusen / Johnny Burke
  
「♪ Lately . . .           実を言うと最近ね ・・・
  I find myself out gazin’ at stars, 星をじっと見つめたり
  Hearing guitars,       ギターに聞き惚れたりしている私
  Like someone in love . . .   まるで恋する女の子みたいでしょ
   
  Sometimes . . .         時々ね ・・・
  The things I do astound me, 自分にあきれ返ってしまうことがあるの
  Mostly . . .           大抵は
  Whenever you’re around me . . . あなたが近くにいる時の話よ
   
  Lately . . .            最近ね ・・・
  I seem to walk, as though I had wings, 羽が生えて足が地につかない感じ
  Bump into things,      やたらと何かにぶつかったりして
  Like someone in love . . .   まるで恋する女の子みたいでしょ
   
  Each time I look at you,  あなたを見るたびに
  I’m limp as a glove,     なんか手袋みたいにぐったりして
  An’ feelin’ like someone in love . . . まるで恋する女の子みたいな感じ
  
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

 古い古いスタンダードなので、山ほどカバーはあるが、比較的最近の歌唱、演奏からアップしておきます。
  
 まずは、「ダイアナ・クラール/Diana Krall」。「どこへ行くんだろう?」と思う時期もあったが、「トミー・リピューマ/Tommy LiPuma」のプロデュースにより、かってのダイアナのヴォーカルの魅力を前面に出した原点回帰のアルバム、「Turn Up The Quiet」(2017)から。


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  TURN UP THE QUIET
  ダイアナ・クラール/Diana Krall
  VERVE








 
「Like Someone In Love - Diana Krall」
  
      

   
 「イーデン・アトウッド/Eden Atwood」はどうでしょうか。声帯にできた腫瘍の除去手術をし、かえってダイナミックで強くしなやかな声を獲得し、輝きを増したようにも思える。同名タイトルのアルバム、「Like Someone in Love」(2010)から。


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 ライク・サムワン・イン・ラヴ/Like Someone in Love
 イーデン・アトウッド/Eden Atwood
 SPACE SHOWER MUSIC








「Like Someone in Love - Eden Atwood」


 ピアノ・トリオからも ・・・。「エディ・ヒギンズ/Eddie Higgins」のトリオで、「Essential Standards Best」(2009)から。パーソネルは、「Eddie Higgins (p)」、「ジェイ・レオンハート/Jay Leonhart (b)」、「マーク・テイラー/Mark Taylor (ds)」。

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 Essential Standards Best
 Eddie Higgins Trio/エディ・ヒギンズ・トリオ
 ヴィーナス・レコード








「Eddie Higgins Trio - Like Someone In Love」
  




by knakano0311 | 2021-04-23 13:30 | 炭焼き小屋から | Comments(0)
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