普通?の日なのか、何回目か緊急事態宣言中なのか、或いはまん延防止対策中なのか、もうわからなくなってしまっているが、多分、緊急事態宣言が再延長になってから最初の休日、梅雨の間のしばしの晴れ間。必要な買い物とウォーキングをかねて、市の中心部にある公園に行く。こんな天気なら誰でも外で遊びたいのは当たり前、まして子供を家に閉じ込めておくことなどできはしない。公園を流れるせせらぎでは、子供達達が川遊び。故郷のこんなせせらぎで、子供の頃、魚を捕ったりしたことが、今でも私の思い出に残っている。そういえば、子供たちも淀川の「ワンド(湾処)」でよく魚捕りをしたなあ。
弓道場では弓道家たちが、的をめがけて弓を引いている。こんな風景だけ見れば、かっての日常が戻ってきたかのような錯覚。
白い花が、遠目には、まるで綿菓子。初めてみる木。牡丹雪が降り積もったような印象にも見える。公園に隣接するマンションのエントランスに植えてあったのは、オーストラリアが原産地だという常緑樹、「メラレウカ」の「スノー・イン・サマー」という品種。そんな名札が添えてあったが、なるほど、言い得て妙である。
その他にも、「アガパンサス(和名:紫君子蘭/ムラサキクンシラン)」、「クチナシ(梔子、巵子)」、「ムラサキシキブ(紫式部)」など季節の花が咲きだした。
今宵のピアノは、「板橋文夫」。栃木県足利市生まれで、世界でも名の通った日本人ジャズ・ピアニストのひとり。曲は、利根川支流で、足利市を流れる渡良瀬川をモチーフにした、彼の代表曲、「渡良瀬」。きっと、彼が子供の頃、川遊びをしたであろう思い出が詰まっているに違いない。ソロピアノ演奏で、アルバム、「渡良瀬 (Watarase)」(1981)から。
渡良瀬
Fumio Itabashi/板橋文夫
日本コロムビア「渡良瀬 - 板橋文夫」