さて、今宵の曲、英語の「splendor」には、「素晴らしさ、輝き、光豪華さ、壮麗、壮観」などと言う意味のあることから、「Love Is A Many Splendored Thing」としましょう。映画、「慕情」(1955)の挿入歌として有名ですね。私は、「ナット・キング・コール/Nat King Cole」の歌唱で、曲も歌詞も覚えましたが ・・・。
【 Love is a many splendored thing 】 by Fain Sammy / Webster Paul Francis
「♪ Love is a many splendored thing 恋とは素晴らしいもの It’s the April rose that only grows 早春 4月の朝のほんの In the early spring 一瞬に咲く薔薇のようなもの Love is nature’s way of giving, 恋は生きる理由を自然に教えてくれる A reason to be living 贈り物 The golden crown that makes a man a king 一人の男を王にする王冠のような
Once on a high and windy hill そんな恋が一度だけ風が吹く丘の上であった In the morning mist two lovers kissed 朝霧の中でふたりはキスをした And the world stood still その瞬間、世界は止まり Then your fingers touched my silent heart あなたの指が虚ろだった私の心に触れ And taught in how to sing 恋を謳歌することを教えてくれた Yes true love’s a many splendored thing そう!恋は素晴らしいもの ♪」
まずピアノから参りましょう。その端正な容姿から、「ピアノの貴公子」とも呼ばれているスウェーデン出身、「ヤン・ラングレン/Jan Lundgren」のトリオ演奏から。情緒漂う美メロとタッチが浮かび上がらせる北欧の光と影。アルバムは、映画音楽をテーマとした「シェルブールの雨傘/Les Parapluies De Cherbourg」(2004)。パーソネルは、「Jan Lundgren(p)」、「イェスパー・ルンゴー/Jesper Lundgaard(b)」、「アレックス・リール/Alex Reil(ds)」。
ここで取り上げるのは、ちょっと場違いかもしれない歌手の歌唱を。実は、ジャズや洋楽POPSが好きで、いくつかのアルバムをだしているのが、あの「美空ひばり」。1955~66年にかけて発売された、「美空ひばり」歌唱によるジャズ&スタンダード・ナンバーを完全収録した2枚組アルバム、「LOVE! MISORA HIBARI JAZZ & STANDARD COMPLETE COLLECTION 1955-66」(2005)から。