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大屋地爵士のJAZZYな生活

冬至には ・・・

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 「冬薔薇(ふゆそうび)」。22日は、「冬至」。二十四節気の1つ。ゆず湯とカボチャを我が家でも食べました。

 「冬至」のことを、「winter solstice」と言いますが、「solstice」というのは、天文学でいう「太陽の至(し)」、すなわち、「夏至(summer solstice)」、「冬至(winter solstice)」のことである。その間の昼夜の時間が同じになる日は、「春分(spring equinox)」、「秋分(autumnal equinox )」のように「Equinox」という。

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 ところで、カナダの歌姫、「ダイアナ・パントン/Diana Panton」のアルバムに、「シーズンズ~美しい季節/原題:Solstice / Equinox」(2017)というアルバムがある。タイトルからわかるように、四季おりおりの情景をテーマにしたアルバムである。

 「ダイアナ・パントン」。「ホリー・コール/Holly Cole」、「ダイアナ・クラール/Diana Krall」に続く、カナディアン・ディーヴァ。オンタリオ州・ハミルトンに生まれ。このアルバムのプロデュースをし、ピアノでサポートもしている、カナダ・ジャズ界の重鎮、「ドン・トンプソン/Don Thompson」に見出され、2005年に「Yesterday Perhaps」でアルバム・デビュー。その後、日本でも安定した人気を博している。

 このアルバム、「移り行く季節と変わらぬ私の想い」というキャッチが添えられているが、初の2管編成によるバックのサポートで、四季への思いを歌った、シックでジャジーなアルバム。この人の歌声は、本当に優しくスウィートで人の心を癒すと思う。
 
 ライナーに曰く、『「バルバラ/Barbara」の「Septembre」は、“Queljolitemps(なんと美しい季節)"というフレーズを歌詞に置き、移ろう季節の中で、自然が変化したり、恋人たちの気持ちが揺れ動いたりする様子を描いた曲。転調するメロディーが静かに響きわたる。』

 全13曲。「They Say It's Spring」から3曲が春に、「That Sunday, That Summer」から4曲が夏、「9月の雨/September in the Rain」から3曲が秋、そして「Cloudy Morning」からエンディング、「By the Fireside」まで3曲が冬で構成。スタンダードに、知られざる名曲を混じえ情感豊かに歌い上げる。

 短いプロモーション・ビデオの「They Say It's Spring ~ La Fin Des Vacances ~ 'Tis Autumn ~ I Like Snow」のメドレーのが、YOUTUBEにアップされている。

 
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 シーズンズ~美しい季節/Solstice / Equinox
 ダイアナ・パントン/Diana Panton
 MUZAK/fab.








「Diana Panton - Solstice / Equinox」

  
 その冬の歌から2曲、「パティ・マクガヴァーン/Patty McGovern」の「I Like Snow」、その昔、「アル・ボウリー/Al Bowlly」が歌った?という「By The Fireside」を。
    
  
【 I Like Snow 】

「♪ I like snow           雪が好き
  Like the winter winds that blow  冬の風も
  Cold and getting colder      その風が運んでくる寒さも
  Nips my nose, bites my toes  鼻や足の指先を痛くする寒さが好き
  Fun for the kids and me    子供たちや私に楽しさを運ぶ雪が好き
 
  I like snow           雪が好き
  Soft and pretty angel snow ふわふわしてきれいなエンジェルスノーが好き
  Drifting on my shoulder   私の肩や帽子に降り積もり
  On my hat, just like that   まるで私を雪ダルマみたいにしてくれる
  Snowman that looks like me  雪が好き
  
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」


「I Like Snow - Diana Panton」

     


【 By the Fireside 】
  
「♪ In the gloaming by the fireside 夕暮れに暖炉のそばで
  With you, I'll be content  あなたと過ごせたらきっと私は満足
  In the gloaming by the fireside 夕暮れに火の燃える暖炉のそばで
  Every hour will be well spent  ずっと一緒にいたい
  
  We'll see our hopes and dreams, dear 二人の希望も夢も
  Like pictures in the fire  きっと炎が描く絵の中にあるわ
  Finding in its gleams, dear それを見つけ出すことが、ねえあなた
  Our heart's desire    私たち二人の願いでしょ
  
  In an armchair by the fireside  暖炉のそばの椅子に座って
  Just big enough for two    二人でいることだけでもう十分よ
  We'll be happy, oh so happy,   きっと幸せよ
  While we do as lovers do     ふたりが恋人になれば

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

「Diana Panton - By The Fireside」
    


  

by knakano0311 | 2021-12-23 00:00 | 我が家の歳時記 | Comments(0)
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