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大屋地爵士のJAZZYな生活

やはりバレンタイン・ディに ・・・

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 やはり「バレンタイン・ディ」に次男のお嫁さんと孫娘がチョコレートを持ってきてくれた。現役時代は、飲み屋さんも含め、多くの義理チョコをもらっていたが、今はこれだけ。しかし心がこもっているからうれしい。女性から男性にチョコレートを贈るという習慣は日本だけのものみたい。ちょうどこの時期に、スコットランド人と一緒にアメリカに出張していた時、「なぜ奥さんに贈らないのか?」と問われ、「えっ」と思ったことがある。どうも欧米では、夫婦がお互いに、カードか簡単な贈り物を交換しあうようである。それはそれとして、1か月後に「ホワイト・ディ」と称する商戦に巻き込まれるのは腹立たしいが、何か贈らないと孫娘は納得しないだろうなあ。さて ・・・。まっ、平和な日本ではある。
  
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 ところで話は変わるが、北京冬季五輪、中国は「政治利用するな」というが、首をかしげざるを得ない。今大会でも引き続いて問題となっているドーピング問題。その制裁措置として、IOCが、ロシアのナショナル・チームとしての参加を認めず、国旗や国歌の使用も禁止され、ROC(ロシア・オリンピック委員会)という個人資格での参加しか認めていない。中国は開会式にプーチン大統領を招聘し、またプーチン大統領もロシアの国家元首として参加した。聖火最終ランナーにウイグル族の女性選手を起用したことと言い、中国の「オリンピックの政治利用」以外の何物でもないと思うが ・・・。「五輪中のウクライナ侵攻もあり得るかも」、「いやそれだけはやめてくれ、せめて五輪の後に。そして台湾の時はよろしく」なんて、「バレンタイン・ディ」ならぬカード交換、いや密約などはなかったでしょうね。だいぶきな臭くなってきた ・・・。
   
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 今宵のピアノは、このうえもなく甘美であるが、硬派の魂が込められた「ジョバンニ・ミラバッシ/Giovanni Mirabassi」のソロ・アルバム、「AVANTI!」から。「AVANTI」とはイタリア語で「前進」という意味であったように思うが、このアルバムに収められた曲は、すべて革命歌、反戦歌である。しかし何の知識もなくこのアルバムを聴けば、その甘美さが故に、反戦歌のコレクションだとはだれも思わないであろう。それくらい甘美さにあふれているのである。「響け!魂の歌よ。こころの叫びを調べにのせて、静かに、そして強くピアノが歌う。」 そんなキャッチ・コピーだったと思う。
  
 冒頭の曲は、「El Pueblo Unido Jamas Sera Vencido」。この曲はチリの圧政に対して抵抗したレジスタンスのリーダー「セルジオ・オルテガ/Sergio Ortega」によって書かれた曲。その後、抵抗の歌として南米だけでなく世界に広がった歌だという。「The United People Will Never Be Defeated/団結した民衆は決して負けない」(邦題;不屈の民)という英語タイトルが記されている。
  
 この哀切に満ちた情感と魂とをこめて、ミラバッシにより演奏される抵抗の歌が見事なピアノ・ソロに昇華している。ミラバッシ入魂のソロ・ピアノ・アルバム、「Avanti!」。ロシアのウクライナ侵攻が近いという。
   

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 AVANTI!
 ジョバンニ・ミラバッシ ピアノソロ
 澤野工房



 


  
「Giovanni Mirabassi - El Pueblo Unido Jamas Sera Vencido」

 
     
 
 
 

by knakano0311 | 2022-02-14 00:00 | マーケッターとしてのシニアから | Comments(0)
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