



「冬薔薇」、「梅」、「レンギョウ(連翹)」、「ロウバイ(蝋梅)」 ・・・。それを目指してくる野鳥。寒い一日。午後からは雨に。
「春は名のみの風の寒さや
谷の鶯歌は思へど
時にあらずと声も立てず
時にあらずと声も立てず」 (作詞吉丸一昌、作曲中田 章)
この詩は、ふるさと長野県・安曇野の早春の風景を詠んだものらしく、春の訪れを待ちわびる安曇野の人達の心が描かれている。長野県南安曇郡穂高町(現在、安曇野市)穂高川の右岸に、昭和59年(1984年)、穂高町の早春賦歌碑管理委員会により歌碑が建立され、毎年4月29日(昭和の日)に「早春賦祭」が管理委員会の主催で開催されているという。
「早春賦」。 「坂田明」である。アルバム、「ひまわり」(2006)に収録されているが、このCDは、収益金をチェルノブイリ(ウクライナ)とイラクの子供達の医療支援につかわれることを目的としてリリースされたチャリティCD。
医師でプロデューサーの「鎌田實 (JFC/日本チェルノブイリ連帯基金)」氏がこんな一文を寄せている。
『坂田明さんと昨秋、チェルノブイリを旅した。甲状腺がんや小児白血病と闘っている放射能の汚染地へ、今まで約6億円のお薬と80回の医師団を送ってきました。・・・音楽も届けてあげたかった。坂田明のサックスが、汚染大地の病院にひびいた。「ひまわり」がすごかった。いつになく静かに、時にはうなるように、沈黙の大地を汚したことを怒り、そして静かに祈った。』
パーソネルは、「坂田明(alto-sax、soprano-sax、clarinet)」、「フェビアン・レザ・パネ/Febian Reza Pane (pf)」、「吉野弘志(bass)」、「ヤヒロ トモヒロ(per) 」。
ひまわり
坂田明
がんばらない「早春賦 - 坂田明 (Early Spring Chant - Akira Sakata)」 「ひまわり」も ・・・。「ひまわり」は世界的に有名なウクライナの農業特産物だと聞く。
「ひまわり - 坂田明」