テーマのコード進行を、ピアノ・ベース・ドラムスの3者が、各自の独創的なインプロビゼーションを展開して干渉し合うという、独特な演奏空間を演出したとして名盤の誉れ高い「ポートレイト・イン・ジャズ/Portrait in Jazz」(1959)から、「Spring Is Here」。パーソネルは、「https://www.youtube.com/watch?v=QoLKfSCdtpc(p)」、「スコット・ラファロ/Scott LaFaro (b)」、「ポール・モチアン/Paul Motian (d)」。
「You Must Believe In Spring」(1977)から、同名の「You Must Believe In Spring」を。エレイン夫人を亡くしたのが、1976年。翌77年には兄が自殺している。そうした私生活上の不幸な出来事が反映してか、このアルバムは哀しい。そして美しい。冬に耐えて春が来るのを信じるという歌詞に想いを乗せて弾くエヴァンスの哀しさを感じる。パーソネルは、「ビル・エヴァンス(p)」、「エディ・ゴメス/Eddie Gomez (b)」、「エリオット・ジグモンド/Eliot Zigmund (d)」。
> ShiroYuki_Motさん
おっしゃるとうりの、「春が来たって心は浮き立たない、何も興味はわかない、誰も私なんか必要としていない ・・・」。これでもかこれでもかちネガティブな歌詞が続く。ラストの一節、「Maybe it's because nobody loves me Spring is here, I hear」が救い。