今宵の曲、「Blues for 52nd Street」。「アーチー・シェップ/Archie Shepp」と「マル・ウォルドロン/Mal Waldron」のデュオ・アルバムから。「ビリー・ホリディ/Billie Holiday」の伴奏者としても知られる、「マル・ウォルドロン」最初のビリーへのトリビュート・アルバムで、「Left Alone Revisited: A Tribute to Billie Holiday」(2005)とタイトルされた。ヴォーカルも「アーチー・シェップ」。
「52nd Street」。ニューヨーク、マンハッタンの52丁目(ストリート)である。かつては、ジャズの中心地であり、有名ジャズクラブの「バードランド」を始めとするジャズクラブなどが数多く集まっていたという。この通りをタイトルにした曲に、「セロニアス・モンク/Thelonious Monk」が作曲した「52nd Street Theme/52丁目のテーマ」、「ビリー・ジョエル/Billy Joel」のアルバム、「ニューヨーク52番街/52nd Street」などがある。
そして思い出の曲、「Moon Over Bourbon Street (バーボン・ストリートの月)」。「スティング/Sting」の曲。私は、2003年9月にニューオリンズを訪れたことがある。フランス風の建物が建並ぶ「フレンチ・クオーター」。そこが繁華街であり、そこのメイン・ストリート、「バーボン・ストリート」には、何十というJAZZのライブハウスが軒を連ね、観光名所ともなっている。滞在中、毎晩のように、バーボン・ストリートのライブ・ハウスへ出かけていった。
【 Moon Over Bourbon Street (バーボン・ストリートの月) 】 by Sting
「♪ There's a moon over Bourbon Street tonight 今宵もバーボンストリートのうえに月が輝いている I see faces as they pass beneath the pale lamplight 俺は青白い街灯の下を行き交う人々の顔を見ている I've no choice but to follow that call 明るい灯りや、人々のざわめき、月 ・・・ The bright lights, the people, and the moon and all それらが呼ぶ声に抗うことが出来ずにさまよいでてきた俺 I pray everyday to be strong 毎日、強くなれるようにと祈っているんだ For I know what I do must be wrong なぜなら、自分のしていることが間違っていると知っているからさ Oh you'll never see my shade or hear the sound of my feet 君にはきっと俺の姿は見えないし、足音すらも聞こえないだろう While there's a moon over Bourbon Street バーボンストリートに月がかかっているあいだは
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I must love what I destroy and destroy the thing I love 俺の破壊したものを愛し、俺の愛したものを破壊せねばならないなんて Oh you'll never see my shade or hear the sound of my feet 君にはきっと俺の姿は見えないし、足音すらも聞こえないだろう While there's a moon over Bourbon Street バーボンストリートに月がかかっているあいだは・・・ ♪」
いくつものバージョンがある。お気に入りは、アルバム、「Bring On The Night」(1986)。