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大屋地爵士のJAZZYな生活

路傍の花、樹々の鳥(434) ~ 今咲く花(2) ~

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 暖かくなるのを待ちかねたように、一斉に咲きだしたのが、「バラ(薔薇)」の仲間。「バラ」には付き物の棘がないため扱いやすく、性質は強健で、病気も普通のバラと比べると少ないためか、「モッコウバラ(木香茨、木香薔薇)」も楽しむ家が多い。また、日本の「ノイバラ(野茨)」の代表的な品種で、各地に自生しているが、普通の薔薇とは全く違った味わいを持ち、大阪の植木屋さんが広げたといわれていることからつけられた「ナニワ」という名前をもつ、ご当地薔薇、「ナニワノイバラ(難波野茨、浪花野茨)」も多く見かける。


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 忘れられてはいません。一番遅くに咲く「ヤエザクラ(八重桜」」もいまが見頃。植えている家は少ないが、野球のバットの材料ともなる「アオダモ(青梻)」、密集して咲くと遠目からもゴージャスに見える「ベニハナトキワマンサク(紅花常盤万作)」など次から次へと目を楽しませてくれる。
  
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 五月も間近。鯉のぼりが風になびきだした。日本の一番いい季節がやって来た。


 さて今宵の曲、「ローズ/The Rose」から。「ジャニス・ジョプリン/Janis Joplin」の生涯をモチーフにしたといわれる、「ベット・ミドラー/Bette Midler」主演の映画。「ローズ(原題:The Rose)」(1979年11月公開)の主題歌である。「ローズ」という一人のロック歌手の破天荒な生き様を描いた作品で、なんともいえない孤独感が漂い、胸が張り裂けるようなストーリーである。劇中、ミドラー扮する「ローズ」が歌うテーマ曲「ローズ」は、未だに数多くの歌手によるカバーが絶えない名曲。サウンド・トラック・アルバム、「The Rose」(1997)から。

【 The Rose 】   by Amanda McBroom

「♪ Some say love it is a river    愛は河のようだという人がいる
  That drowns the tender reed  柔らかい葦さえも飲み込んでしまう河だと
  Some say love it is a razor   愛は鋭いカミソリの刃のようだという人がいる
  That leaves your soul to bleed   魂を傷つけ血を流す刃だと

  Some say love it is a hunger  愛は飢えのようだという人がいる
  And endless aching need    永遠に満たされることのない欲求だと
  I say love it is a flower     私は愛とは花だと思う
  And you its only seed     あなたはそのたった一つの種なのです

    ・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・

  When the night has been too lonely とても一人きりの夜が長いと感じたとき
  And the road has been too long   行く道があまりにも長すぎると感じたとき
  And you think that love is only   そして愛は運や力を持った人だけにしか
  For the lucky and the strong     訪れないと感じたとき

  Just remember in the winter     思い出して欲しい
  Far beneath the bitter snows     凍てつく冬の深い雪の下には
  Lies the seed that with the sun's love 太陽の愛を待つ種が横たわっていることを
  In the spring becomes the rose やがて来る春に薔薇の花を咲かせるために ♪」

   

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 The Rose: The Original Soundtrack Recording
 Bette Midler
 Atlantic / Wea







「The Rose - Bette Midler」
  
     


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 こんな演奏はどうでしょうか。
 
 「宮本直介(Bass)75歳」、「大塚善章(Piano)77歳」、「鍋島直昶(Vibraphone)86歳」、 合計238歳(録音当時)。私も聴いたことがありますが、関西を代表するジャズマン、まさに「‎ゴールデン・シニア・トリオ/Golden Senior Trio」。2015年には、平均年齢83歳とギネス世界記録最高齢として認定されている。
   
 彼らの演奏を、同名タイトルのアルバム、「ブルー・レディに紅いバラ/Red Roses For A Blue Lady」(2011)から。
  
 残念なことに「鍋島直昶(なべしま なおてる)」氏は、2011年1月に、新型コロナウイルスに感染して逝去、94歳。

    
      
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 Red Roses for a Blue Lady
 GOLDEN SENIOR TRIO
 ステップスアールイー







「Golden Senior Trio - Red Roses for Blue Lady」
  

 ピアノの大御所を二人続けて。最初は、スウェーデンの歌手・女優で、悲劇的な死を遂げ、自伝的映画「ストックホルムでワルツを/原題:Monica Z」(2013)が公開された「モニカ・ゼタールンド/Monica Zetterlund」が「ビル・エヴァンス/Bill Evans」とコラボしたアルバム、「Waltz for Debby」(1964)から「Beautiful Rose (Jag Vet en Dejlig Rosa)」。 
   
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 ワルツ・フォー・デビー+6 [SHM-CD]
 モニカ・ゼタールンド・ウィズ・ビル・エヴァンス
 Universal Music







「Jag Vet En Dejlig Rosa(A Beautiful Rose)- Monica Zetterlund With Bill Evans」


 そして、「キースジャレット/Keith Jarrett」。いつ聴いても聞き惚れてしまうのは、「My Wild Irish Rose」。アルバムは、難病から奇跡の復活を遂げた、その復帰第1弾「The Melody at Night, with You」(1999)から。彼が病気でピアノを弾くことができなかった時、看病してくれた奥さんのために復帰直前に自宅で録音されたアルバムだという。彼女の名前は「Rose」。そして、ジャケットの写真も奥さんが撮った写真だという。


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 The Melody at Night, With You
 Keith Jarrett
 Universal Music







「My Wild Irish Rose - Keith Jarrett」



  

by knakano0311 | 2022-04-27 00:00 | 地域の中で・・・ | Comments(0)
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