鹿は待ってくれないけれど、人は待ってくれます。ということで、今宵の曲、「I'll Wait For You」。1964年のフランス映画、「ジャック・ドゥミ/Jacques Demy」監督、「カトリーヌ・ドヌーヴ/Catherine Deneuve」主演、「シェルブールの雨傘/原題;Les Parapluies de Cherbourg」の主題歌。作曲は、「ミシェル・ルグラン/Michel Legrand」。英語詞は、「ノーマン・ギンベル/Norman Gimbel」。オリジナルのフランス語詞は、監督の「ジャック・ドゥミ」の手になります。
【 I Will Wait For You 】 by Michel Legrand/Norman Gimbel
「♪ If it takes forever たとえ永遠でも I will wait for you 私はあなたを待っているわ For a thousand summers 幾千となく夏を迎えようとも I will wait for you あなたを待っているわ
Till you're back beside me 私のもとにあなたが戻ってくるまで Till I'm holding you あなたをこの胸に抱くまで Till I hear you sigh here in my arms.. あなたの吐息を腕の中で聞くまで
Anywhere you wander どこを彷徨っていても Anywhere you go どこへ離れて行こうとも Every day remember 忘れないで How I love you so 私がどれほど愛しているかを In your heart believe 信じて what in my heart I know 私の想いはあなたと同じ That forevermore I'll wait for you いつまでも待ち続けることわ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」
この曲、ボーカルで私一番のご贔屓の歌唱は、「ローラ・フィジー/Laura Fygi」。1955年8月アムステルダム生まれ。セクシーなイメージを売り物にした女性ユニットで7年間活動を続けた後、1991年、ソロのJAZZ歌手としてデビュー(『瞳のささやき』)。以後、コンスタントにアルバムを発表している。少し、かすれたハスキーボイスが魅力的で、10数枚のアルバムがリリースされているが、お気に入りの歌唱、ロンドンの有名なJAZZクラブ、「ロニー・スコッツ/Ronnie Scott's」(一度行ったことがあります)でのライブ盤、「Laura Fygi At Ronnie Scott's」(2003)をあげておきましょう。