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大屋地爵士のJAZZYな生活

紙の花、窓辺の花

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 最近妻が、なにか折り紙に凝っているなと思ったら、出来上がったのは「アジサイ(紫陽花)」。玄関脇の窓辺に飾り、ひとり悦に入っていた。初めてにしては、何か雰囲気が出ている ・・・。


 今宵の曲、「It’s Only A Paper Moon」。中学生の頃、「ナット・キング・コール/Nat King Cole」で聴いて、「スウィングするってこんな感じかな」なんて思ったことがある歌。
  
 古い古い歌です。なんと、1933年、「ハロルド・アレン/Harold Arlen」作曲、「ビリー・ローズ/Billy Rose」と「エドガー・イップ・ハーバーグ/Edgar "Yip" Harburg」作詞で、映画「Take A Chance」(1933制作)のために作られた曲だという。もちろん私は知りません。同じく挿入歌となった、1973年の「ライアン・オニール/Ryan O'Neal」、「テイタム・オニール/Tatum O'Neal」親子共演の映画、「ペーパー・ムーン/Paper Moon」の方は観ました。1933年の映画から借用したと聞く。母親を亡くした少女と詐欺師の男が織り成す物語を、9歳の時に出演した「テイタム・オニール」は、史上最年少、10歳で「アカデミー助演女優賞」を受賞した。
   
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 ペーパー・ムーン スペシャル・コレクターズ・エディション
 ライアン・オニール , テイタム・オニール (出演)
 ピーター・ボグダノヴィッチ (監督)
  パラマウント ジャパン










【 It’s Only A Paper Moon 】 by Billy Rose , Edgar "Yip" Harburg , Harold Arlen
  
「♪ Say, its only a paper moon そう、ただの紙のお月様
  Sailing over a cardboard sea 段ボールの海の上にかかっている
  But it wouldn’t be make-believe でも見せかけのお月様にはならないわ
  If you believed in me   もしあなたが信じてくれたらね

  Yes, it’s only a canvas sky そう、ただのキャンバスの空
  Hanging over a muslin tree モスリンの木に掛けられている
  But it wouldn’t be make-believe でも見せかけの空にはならないわ
  If you believed in me   もしあなたが信じてくれたらね

  Without your love  あなたの愛がなければ
  It’s a honky-tonk parade これは安っぽい勧楽街のパレード
  Without your love  あなたの愛がなければ
  It’s a melody played in a penny arcade これはペニー・アーケイドに流れている曲

  It’s a Barnum and Bailey world これはあのサーカスの世界よ
  Just as phony as it can be 偽物にだってなっちゃうわ
  But it wouldn’t be make-believe でも偽物にはならないわ
  If you believed in me   もしあなたが信じてくれたらね  ♪」
   
   
 まずは小気味よいピアノ・トリオの演奏から参りましょう。伊達なイタリア男、「ステファノ・ボラーニ/Stefano Bollani」のトリオ演奏で。アルバムは、「恋の気分で/I'm In the Mood for Love」(2007)から。


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 恋の気分で/I'm In the Mood for Love
 ステファノ・ボラーニ・トリオ/Stefano Bollani Trio
 Egea/ヴィーナス・レコード







「It's Only A Paper Moon · Stefano Bollani Trio」

     
  

 しっとりとしたピアノなら、「ビル・チャーラップ/Bill Charlap」率いる「ニューヨーク・トリオ/New York Trio」。アルバムは、私のヘビ・ーローテーションにもなっている「過ぎし夏の思い出/The Things We Did Last Summer」(2002)。ヴァースから入ります。

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 過ぎし夏の思い出/The Things We Did Last Summer
 New York Trio
 ヴィーナスレコード








「New York Trio - It's Only A Paper Moon」


 超絶的なギター・テクニックを披露する「ジョン・ピザレリ/John Pizzarelli」はいかがでしょうか。いくつものアルバムに吹き込んでいますが、私は、「Live at Birdland」(2003)の演奏がお気に入り。
   
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 Live at Birdland
 ジョン・ピザレリ
 Telarc






「john pizzarelli trio live 2000 - paper moon」

 しかし私は見つけてしまいました。ごく最近、2019年リリースの、「ナット・キング・コール/Nat King Cole」生誕100周年を記念したトリビュート・アルバムと映像を。あのカッコ良かったイケメンもすっかり歳ですが、お気に入りはこちらへ鞍替えです。ギター親子鷹、父親のバッキ―をコロナで亡くしたのは、この後すぐでした。

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 For Centennial Reasons: 100 Year Salute To Nat King Cole
 John Pizzarelli
 Ghostlight Records







「John Pizzarelli Trio - It's Only a Paper Moon」
   

 異色は、「ロドリーゴ・ロドリゲス(ホドリーゴ・ホドリゲス)/Rodrigo Rodrigues」。アルバムは、ジャズ・スタンダード集、「Fake Standards」(2007)。
  
 わたしもよく知らないのですが、2005年、44歳の若さで夭折してしまったブラジル人シンガー・ソングライターでそうで、その彼が遺した唯一のリーダー・アルバムだそうだ。本人亡き後、2001年に録音された音源が見つかり、関係者の努力により、追悼盤としてリリースに至ったという一枚。
   
 端正なブラジリアン・ギターによる弾き語りが基調であるが、彼はボーカル、コーラスは勿論、ストリングスを除くすべての楽器(ギター、サックス、クラリネット、ハーモニカなど)を演奏しており、そのマルチで豊かな才能に驚かされる。暖かくノスタルジックなサウンド、哀しくも美しい響き。タイトルを「Fake」と名付けているところも、いかにも粋。
   
   
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 Fake Standards
 ホドリーゴ・ホドリゲス
 Rip Curl Recordings







「Rodrigo Rodrigues - It's only a paper moon」



 最後に「ナット・キング・コール」をアップしておきましょう。


「It's Only a Paper Moon - The Nat King Cole Trio」
   


  

by knakano0311 | 2022-06-18 00:00 | いもたこなんきん | Trackback | Comments(0)
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