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大屋地爵士のJAZZYな生活

異変が起きている?

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 「カブトムシ(甲虫、兜虫)」、「クワガタムシ(鍬形虫)」、「カミキリムシ(髪切虫、天牛)」と言えば、子どもだけでなく大人も好きな3大昆虫。私も子供の頃、夏休みの宿題の昆虫採集に走り回ったものです、しかし、その「カミキリムシ」の世界に異変が起きているようです。市や県から自然活動団体に対して、相次いで注意喚起と発見したら連絡してほしい旨のメールが届いた。

 一つ目は、「クビアカツヤカミキリ(首赤艶天牛)」。「サクラ」、「モモ」、「ウメ」など、主にバラ科の樹木に寄生し、幼虫が樹の内部を食べて枯らしてしまう特定外来生物。日本では2012年に愛知県で最初の被害が確認されましたが、その後、12都府県(2022年2月現在)に侵入してサクラ並木や果樹園などに大きな被害をもたらしている。兵庫県内でも2例発見され、自然活動団体に対して、その対応について要請があった。
   
 二つ目は、中国が原産の「ツヤハダゴマダラカミキリ(艶肌胡麻斑髪切)」。日本固有の「カミキリムシ」である「ゴマダラカミキリ(胡麻斑髪切)」に非常によく似ていて、公園の樹木や街路樹として植えられている様々な木に寄生するという。食害された樹木は枯死する場合もあり、近年、全国的に被害が拡大しているという。こちらも、防除、駆除に協力して欲しいという要請があったところ。これらの虫が発見された場合は、果樹園の桃、梅林の梅などすべて伐採をして焼却しなくてはならないようだ。「カミキリムシ」とは違うが、2012年、「アブラムシ」が媒介する「ウメ輪紋ウイルス」に感染した伊丹市の公園の梅林では、約400本、同市内では、約30万本の梅などが伐採され、焼却処分された。

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 今日、ウォーキングしていて「カミキリムシ」を見つけた。「もしかしたら・・」と思って「レンズ」で調べ、家に帰って確認をしたら、「キボシカミキリ(黄星天牛)」だった。一安心。


 外来種のことを、「alien species、foreign species」などという。そこで今宵の曲、「I'm an alien,I'm a legal alien」と繰り返し叫ぶ「スティング/Sting」の歌、「Englishman in New York」。ニューヨークでカルチャーの違いに戸惑う男を歌った歌。彼がソロ活動を始め、ジャズへ向かう第一歩となったアルバム、「Nothing Like the Sun」(1987)に収録、「エリック・クラプトン/Eric Clapton」、「ギル・エヴァンス/Gil Evans」、「ブランフォード・マルサリス/Branford Marsalis」など、ロック、ジャズ畑からのゲスト陣も豪華。


【 Englishman in New York 】  作詞作曲;Sting

「♪ I don’t drink coffee I’ll take tea my dear ごめん、コーヒーじゃなく紅茶なんだ
  I like my toast done on one side  それにトーストは片側だけを焼くのが好みでね
  And you can hear it in my accent when I talk 僕のアクセント聴けば分かるだろう
  I'm an Englishman in New York   僕はニューヨークにいるイギリス人なんだ
    
  See me walking down Fifth Avenue 5番街を歩いている僕を見たら気が付くだろう
  A walking cane here at my side   ステッキを持っている僕に
  I take it everywhere I walk     歩くときはいつも持っているんだ
  I'm an Englishman in New York   僕はニューヨークにいるイギリス人なんだ
   
  I’m an alien, I’m a legal alien ここではまるでエイリアン、何ら法には触れないが
  I'm an Englishman in New York 僕はニューヨークにいるイギリス人だから
  I'm an alien I'm a legal alien ここではまるでエイリアン、何ら法には触れないが
  I'm an Englishman in New York  僕はニューヨークにいるイギリス人だから

   ・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」


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 Nothing Like the Sun
 スティング
 Polygram UK






「Sting - Englishman In New York」

     



 アルバム、「Nothing Like The Sun」(1987)から34年、「スティング」が、過去20年というキャリアの中で、ジャンルも言語も世代も超えた、様々なミュージシャンと共演した作品を、一つにまとめたアルバム、「デュエット/Duets」(2021)がリリース。「メロディ・ガルドー/Melody Gardot」とは「Little Something」、「エリック・クラプトン/Eric Clapton」とは、「It's Probably Me」、「フリオ・イグレシアス/Julio Iglesias」とは、「Fragile」、「ハービー・ハンコック/Herbie Hancock」とは、「My Funny Valentine」など17曲。日本盤のボーナス・トラックに収録されたのが、ベナンのシンガー、「シェラージー/Shirazee」とのデュオ、「Englishman / African in New York」。


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 デュエッツ (SHM-CD)
 Sting
 Universal Music







「Sting, Shirazee - Englishman / African In New York」


 異質なものを排除する「不寛容」な社会。「スティング」が歌ってから35年経った今、どう変わったのか?

  

by knakano0311 | 2022-07-16 00:30 | 炭焼き小屋から | Comments(2)
Commented by ShiroYuki_Mot at 2022-07-16 12:20 x
alien species ... alien というと あの映画が思い出されますが、ホラーの其れは如何にもなので分かりますが、差異が小さいのは厄介ですよね。 蔓延し無い事を祈りましょう。
Commented by knakano0311 at 2022-07-16 16:16
> ShiroYuki_Motさん
次から次へと出てくる生態系を脅かす外来種。これも、経済のグローバル化の一面なんでしょう。多分これからも途切れることはないでしょう。繁殖力の高い日本の葛の脅威はアメリカでグリーンモンスターと呼ばれて大変な問題になっています。
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