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大屋地爵士のJAZZYな生活

すべてにわたって完成度が高いステージだった

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7月15日夜10時、NHKBSスペシャルは、「中森明菜スペシャルライブ 2009・横浜」。今年、デビュー40年を迎えた「中森明菜」が、13年前の2009年8月に「横浜BLITZ」で行ったコンサートで、「伝説のライブ」とも呼ばれている。
  
 私が「中森明菜」に注目したのは、カバー曲で構成された「歌姫」シリーズからであるが、突き放したような歌い方と群れないイメージに共感を覚えたからである。このステージは新境地を開いた「歌姫LIVE」の一環で、「松任谷由実」や「中島みゆき」、「井上陽水」など、フォーク、ニューミュージック系アーティストのヒット曲のカバーで構成されたステージである。椅子に座り、くの字に体を曲げ、苦行僧のように体を捩って歌うのは、「心もよう」、「悪女」、「ダンスは上手く踊れない」、「私は泣いています」、「シクラメンのかほり」、「旅の宿」、「ベルベット・イースター」、「雨の物語」など。
  
 暗い ・・・。暗いが、惹きこまれてしまった。全身が哀しみに包まれような歌唱。演出、舞台、衣装、アレンジ、バックの演奏、すべてにわたって、洗練され、完成度が高いステージだった。



「中森明菜/22才の別れ・無縁坂」


「中森明菜 - 雨の物語」

  
「中森明菜 - 悪女」

     

   
「Akina Nakamori 中森明菜 - I Love You」


 このライブの翌年、2010年10月、体調不良により芸能活動の無期限休止を発表。それ以降、紅白のスペシャル・ゲストなどを除くと、公の場へほとんど姿を現していないという。それゆえに、このライブは「伝説」となった。
    
 このライブは、カバー・アルバムのフォーク・ソングシリーズ、「フォーク・ソング〜歌姫抒情歌」(2008)、「フォーク・ソング2 〜歌姫哀翔歌」(2009)の2作を中心に構成されている。

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 フォーク・ソング~歌姫 抒情歌~
 中森明菜
 UNIVERSAL SIGMA







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 フォーク・ソング2-歌姫哀翔歌~
 中森明菜
 ユニバーサル・シグマ





   

by knakano0311 | 2022-07-17 00:00 | 音楽的生活 | Comments(0)
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