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大屋地爵士のJAZZYな生活

大雨の日に聴いたバラードは

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 朝から大雨である。豪雨と言っていいほどの雨。梅雨は明けたはずなのに ・・・。九州では線状降水帯発生の警報も。近畿地方でも、一部地域にに大雨や土砂災害の警報が出ている。大きな被害にならなければいいが ・・・。こんな時は家でじっとしているしかしようがない。

 雨の日に聴くバラードはこれ。ドイツ出身で世界的に注目されている期待の新人、シンガー・ソングライターのデビュー作、「アルマ・ナイドゥー/Alma Naidu」の歌う「Something ´bout The Rain」。アルバム、「Alma」(2022)から。

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 指揮者の父とオペラ歌手の母を持ち、幼い時からジャズ・ポップス・ソングに親しみ、「スティング/Sting」に強い影響を受けたという。2016年に「ミュンヘン音楽・演劇大学」でジャズ歌唱を学んだのち、ロンドンの「王立音楽アカデミー」で1学期、「ノーマ・ウィンストン/Norma Winstone」に師事をして才能を磨いた。
  
 ジャム・セッションを行った「ブルクハウゼン国際ジャズウィーク2019」のステージで、ドイツの伝説的なドラム奏者、「ウォルフガング・ハフナー/Wolfgang Haffner」によって才能を見出され、デビューに至る。独特で卓越した歌声が魅力で、ドイツの権威あるジャズ誌「ジャズシング」も「繊細で素晴らしく澄んだ声と完璧なイントネーション」と絶賛。
  
 このデビュー作は、全編英語。ただ一曲のみがカバーで、残り11曲はすべて彼女の手になる。支える共演者は、プロデューサーでもある「ウォルフガング・ハフナー/Wolfgang Haffner(ds)」、「シモン・オスレンダー/Simon Oslender(p)」、「クラウス・フィッシャー/Claus Fischer(b)」。


【 Something ´bout The Rain 】  by Alma Naidu 

「♪ There's something 'bout the rain  震えながら立っている寒さ
  that eases standing in the cold それを和らげてくれる雨が降っている
  The dancing drops are softening  踊るように落ちてくる雨だれは
  the edges of my thoughts ささくれだった私の心を和らげてくれる
  They must have flown a hundred miles あの雨は遠くから運ばれてきたんだ
  Before arriving here at last  やっとここにたどり着く前に
   
  There's something 'bout the rain  私を洗い流してくれるような
  that makes me drift away     雨が降っている
  Reflections of the city lights inviting me to stay 街の灯りが囁くここに留まれと
  
  I lie away and listen to the rhythm of the rain 横になって雨のリズムを聴いている
  Every drop invites a sense of calm into my brain 雨だれの音が心を穏やかにする
  So many miles I must have roamed  なんて長い道を彷徨ってきたんだ
  To bring mе here, so far from home  家からここにたどり着くまでに

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・ ♪」


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 アルマ / Alma
 アルマ・ナイドゥー / Alma Naidu
 LEOPARD / KING INTERNATIONAL







「Alma Naidu - Something 'bout the Rain (official video)」


     


   
 「Here's That Rainy Day」、「Rainy Days and Mondays」など、雨の歌の佳唱が多い印象の「アン・バートン/Ann Burton」で「Fire And Rain」。アルバム、「Ann Burton Sings For Lovers And Other Strangers」(1972)から。この曲は、「ジェームズ・テイラー/James Taylor」が1970年に発表した楽曲で、彼の代表作の一つ。


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 シングス・フォー・ラヴァーズ
 アン・バートン
 SMJ






「Fire And Rain - Ann Burton」



 ご贔屓「カーラ・ヘルムブレヒト/Carla Helmbrecht」もアップしておきましょう。「(Song for) A Rainy Afternoon」。アルバム、「Be Cool Be Kind」(2001)から。


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 Be Cool Be Kind
 Carla Helmbrecht
 CD Baby








「(Song For) A Rainy Afternoon - Carla Helmbrecht」


 最後は、バラードではありませんが、「前田憲男」と「細野晴臣」、「鈴木茂」、「林立夫」による「ティン・パン・アレイ/Tin Pan Alley」の演奏で、「セルジオ・メンデスとブラジル’66/Sergio Mendes & BRASIL'66」、「ジョルジ・ベン/Jorge Ben」の演奏でよく知られた「コンスタント・レイン/The Constant Rain(Chove Chuva)」。アルバムは、「ソウル・サンバ」(1977)から。


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 ソウル・サンバ
 前田憲男
 Tower To The People







「Norio Maeda & Tin Pan Alley - The Constant Rain」



   


by knakano0311 | 2022-07-20 00:00 | 音楽的生活 | Comments(0)
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