「八月は夢花火、私の心は夏模様。お元気ですか、夏と言えば井上陽水です。 ・・・・」 こんな書き出しで、「よくワカンナイ深いうた 今こそ聴きたい井上陽水」という記事が掲載されていたのは、8月6日(土)朝日新聞 別版「be」。
1. 少年時代(1990)2. 夢の中へ(1973)・・・と続く読者ランキング。シニア世代にとっては、「今こそ聴きたい井上陽水」だろう。しかし、かってのインタビューで陽水自身、「何を歌っているのか全然わからないとよく言われる」などと語っているし、記事中のアンケートでも、「歌詞がよくわからない」という声が目立ったという。「よくわからないのに澄んだ歌声と謎の説得力で押し切られてしまう」という声も。わかる、わかる。さて、皆さんはどうでしょうか ・・・
そこで、私、イチオシの陽水のアルバムは、歌詞はわからなくとも、アレンジのカッコよさは十分すぎるほどわかる「Blue Selection」(2002)。ジャズ・アレンジによるセルフカバー・アルバムである。耳になれた楽曲が、全く新しい楽曲として蘇ってくる。
Blue Selection
井上陽水
フォーライフミュージックエンタテイメント そのアルバムから、冒頭、「飾りじゃないのよ 涙は」を始め、全11曲をフル・アルバムで。
0:00:00 飾りじゃないのよ 涙は
0:04:06 鍵の数
0:08:51 ダンスはうまく踊れない
0:12:48 映画に行こう
0:17:46 カナリア
0:22:44 嘘つきダイヤモンド
0:28:38 Final Love Song
0:33:55 ワカンナイ
0:38:00 灰色の指先
0:44:05 海へ来なさい
0:48:44 最後のニュース
「井上陽水 - Blue Selection」 更なるニオシは、2018年にデビュー50周年を迎えた「井上陽水」を記念してリリースされた、「UNITED COVER 2」(2018)。陽水が自らセレクトした名曲をカバー。さらに、ボーナス・トラックとして、ご贔屓、NHK「ブラタモリ」のテーマ・ソング「女神」、「瞬き」を収録している。
UNITED COVER 2(限定盤)(UHQCD)
井上陽水
Universal Music「井上陽水 - UNITED COVER 2 ダイジェスト映像」 人気のサルサバンド、「オルケスタ・デ・ラ・ルス/Orquesta De La Luz」と共演し、「宇多田ヒカル」の「SAKURAドロップス」をカバー。
「井上陽水 - SAKURAドロップス」