久しぶりの「60歳過ぎたら聴きたい歌」は「サンライズ、サンセット/Sunrise,Sunset」。この曲は、今は戦争真っただ中ですが、帝政ロシア末期のウクライナのユダヤ人集落で、牛乳屋を営むテヴィエ夫婦と娘たちの人生を描いた、1964年の米国ミュージカル、「屋根の上のバイオリン弾き/Fiddler on the Roof」で、夫婦の長女と集落の仕立屋の青年の結婚式での歌われる美しい歌。1971年には、映画化もされ、日本でも「森繁久彌」や「西田敏行」の舞台でもよく知られていますね。
収録されているアルバムは、「ザ・ヴォイス・ザット・イズ !/The Voice That Is !」(1964)。絶頂期のハートマンの傑作アルバムで、いつ聴いても飽きることがない。そのアルバムの最後の曲で、ギターとマリンバの伴奏とともに感情を抑えながら歌われ、ゆっくりと感動的な余韻を残して終わる。
【 Sunrise ,Sunset 】 作詞 Jerry Bock 作曲 Sheldon Harnick
「♪ Is this the little girl I carried? この娘は、昔私がよく抱っこしたあの子? Is this the little boy at play? この青年は、昔私がよく遊んであげたあの子? I don't remember growing older, すっかり大きくなって思い出せないわ When did they? いつこんなに立派になったの
When did she get to be a beauty? こんなに美しい娘になった今 When did he grow to be so tall? こんなにたくましい青年になった今 Wasn't it yesterday when they were small? 幼かった日々があったなんて
Sunrise sunset, sunrise, sunset, 日が昇り、日が沈み、また日が昇り、日が沈み Swiftly flow the days, 一日が足早に流れていく Seedlings turn overnight to sunflowers, ひまわりの種が一夜にして成長し Blossoming even as they gaze... 花を咲かすのを見守ってきた
Sunrise sunset, sunrise, sunset! 日が昇り、日が沈み、また日が昇り、日が沈み Swiftly fly the years, 一年があっという間にたってしまう One season following another, 季節が前の季節を追いかける Laden with happiness and tears... 幸せと涙をはこびながら ♪」