さて今宵の曲、「ナット・キング・コール/Nat King Cole」で最初に聴いたという古い古い曲です。「A Blossom Fell」。「咲いた花はやがては散ってしまう。そんな僕たちの束の間の恋も ・・・」 そんなほろ苦い想いが込められた歌で1955年に作られた。いろいろなベスト・アルバムに収録されていますが、「The Very Best of Nat King Cole」(2007)から。
【 A Blossom Fell 】 by Howard Barnes, Harold Conelius, Dominic John (1955)
「♪ A blossom fell from off a tree 枝から花が散った It settled softly on the lips you turn to me 僕の方を振向いた君の唇にそっと付いた The gypsies say and I know why ジプシーの言伝えにあるその訳を僕は知っている A falling blossom only touches lips that lie 散った花は嘘をついた唇に付くってね
A blossom fell and very soon 花が散ってすぐに I saw you kissing someone new 君が誰かとキスをしているのを見てしまったんだ Beneath the moon 月の光の下で
I thought you’d love me 君は僕を愛していると思っていた You said you love me たしかそう言ったよね We planned together 二人一緒に夢も描いていたね To dream forever 永遠に続く夢を
The dream has ended でも夢は終わってしまった For true love died 真の愛は死んでしまったから The day a blossom fell 花が散り And touched two lips that lied 嘘をついた唇に付いたあの日に ♪」
その「ナット・キング・コール・トリオ」のスタイル、ピアノ、ギター、ベースで構成するドラムレス・トリオの形を踏襲したのが、「ダイアナ・クラール/Diana Krall」。「ナット・キング・コール」をトリビュートしたアルバム、「All For You: A Dedication To The Nat King Cole Trio」(1996)に収録されている。