黄砂の季節である。我が家から見える付近の山も霞がかっている。
北京では毎年、春になると砂嵐が発生するが、ニュースによると、中国では、内陸部を中心に10を超える省が、22日から23日早朝にかけ、今シーズンで最も激しい黄砂が確認され、内陸部では、巨大な壁のように迫りくる砂嵐も発生していという。
現役の頃、何回か北京のビル建築現場を訪れたことがあり、現場の床に砂が積もっていたり、機器の内部にまで砂が入り込んだりしていることにびっくりし、施主に引き渡す時はどうするんだろうと思ったこともある。北京市街は、ひどい時は視界が効かないくらい黄砂が飛来し、マスクなしでは外出できないほどであった。
かって訪れたアリゾナ州フェニックスでも写真のような砂嵐が起こるらしいが、私は運よく遭遇していません。
「砂嵐」と聞くと、サハラ砂漠が舞台の「ハムナプトラ/失われた砂漠の都/原題:The Mummy」(1999年)や、ドバイの「ブルジュ・ハリーファ」を舞台にした映画、「ミッション・インポッシブル:ゴースト・プロトコル/原題:Mission: Impossible – Ghost Protocol」(2011)を思い出す。ドバイにも8月に行ったことがありますが、あの829.8mの超高層ビル、「ブルジュ・ハリーファ」はまだ建築中で、また砂嵐には遭いませんでした。ただ日中は気温50℃くらいで、まるでヘアドライヤーを顔に当てているような暑さだけが印象に残っている。
ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル [DVD] トム・クルーズ (出演) ブラッド・バード (監督) パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン と言うことで、TV映画シリーズの時から大好きであった「ラロ・シフリン/Lalo Schifrin」作曲の、「スパイ大作戦/原題:Mission: Impossible」のテーマ曲を ・・・。
日本で企画され、1995年にNYの最強トロンボーン奏者達により結成された「スーパー・トロンボーン/Super Trombone」。4トロンボーンにピアノ、ベース、ドラムスという7人編成の異色コンボである。あのMJQの「デビッド・マシューズ/David Matthews」の絶妙なアレンジで、人気を博したアルバム、「Mission Impossible」(2006)から。
Mission impossible スーパー・トロンボーン ビデオアーツ・ミュージック 「ミッション・インポッシブル - スーパー・トロンボーン」 もう一つ思い浮かぶ映画が、「大砂塵/原題:Johnny Guitar」。高校の名画鑑賞会で観た、1954年の西部劇映画。西部劇全盛の頃の映画ですが、主役は、「ジョーン・クロフォード/Joan Crawford」扮する酒場を切り盛りする女主人と、保安官たちを先導する女リーダーの対立を描く異色の西部劇。テーマ曲は、「ジャニーギター/Johnny Guitar」、「ヴィクター・ヤング/Victor Young」の手になり、作詞もした「ペギー・リー/Peggy Lee」が歌って大ヒットした。
大砂塵 [DVD] ジョーン・クロフォード (出演) ニコラス・レイ (監督) ヴィクター・ヤング(音楽) 復刻シネマライブラリー しかし、この映画について、2つの疑問がずっと解消できなかった。一つは、「大砂塵」と言うけど、「そんなシーンあったっけ?」という疑問。もう一つは主題歌、「ジャニー・ギター/Johnny Guitar」は「ジョニー・ギター/Johnny Guitar」ではないのか?と言う疑問。どう読んでも聞いても「ジョニー・ギター」としか思えないのだが ・・・。ひょっとして、某芸能プロダクションの影響とか。まっ、どっちでもいいか。
二つ目の疑問はいまだに解消していません。最近、「ジャニー」でなく「ジョニー」と表記するアルバムもあるのですが ・・・。
【 Johnny Guitar 】 by Peggy Lee , Victor Young
「♪ Play the guitar, play it again, my Johnny ギターを弾いて、もう一度、ジョニー
Maybe you're cold 貴方は冷たいって言うけど
but you're so warm inside 本当は心が温かい人って私は知ってる
I was always a fool for my Johnny 何時でも貴方に夢中なのジョニー
For the one they call Johnny Guitar ジョニーギターなんて呼ばれる人は貴方だけ
Play it again, Johnny Guitar ねぇギターを弾いて ジョニーギター
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」
カナダを代表するシンガー&ピアニスト、「キャロル・ウェルスマン/Carol Welsman」は、弾き語りアルバム。「This is CAROL/Love Song 20」(2016)などに収録されていますが、YOUTUBEにアップされていないので、「I Like Men: Reflections of Miss Peggy Lee」(2009)のバージョンを。
ディス・イズ・キャロル - ラヴ・ソング20 キャロル・ウェルスマン MUZAK,INC. I Like Men: Reflections of Miss Peggy Lee Carol Welsman T.A.C.S records 「CAROL WEISMAN - Johnny Guitar (Peggy Lee - Victor Young)」 VIDEO 「ジャネット・サイデル/Janet Seidel」も「ペギー・リー」をトリビュートしたアルバム、「Don't Smoke in Bed」(2002)で歌っています。
Don't Smoke in Bed ジャネット・サイデル La Brava 「Johnny Guitar - Janet Seidel」 最後は「浜田真理子」。「Johnny Guitar ~粋な別れ」のメドレーで。ライブ・アルバム「mariko live ~こころうた~2003.11.21 at GLORIA CHAPEL」(2004)から。
mariko live~こころうた~2003.11.21 at GLORIA CHAPEL 浜田真理子 美音堂 「Johnny guitar~粋な別れ-浜田真理子」 「ペギー・リー」の歌唱も「大砂塵」のシーンと共にあげておきます。字幕は「ジョニー」ですが、歌は「ジャニー」とも「ジョニー」とも歌っているようにも聴こえるので、これが誤解の元でしょうか? 冒頭の爆破による「砂煙」のシーンが、多分「大砂塵」と言う邦題の所以かともおもうのだが、ちょっとしょぼい ・・・。
「ジャニー・ギター(大砂塵)/ ペギー・リー Peggy Lee / Johnny Guitar」