



あまりにも暑いのでご贔屓の山のカフェに行ってみた。大阪府能勢町、丹波篠山へ向かう峠の中腹にあって、ロッジ風の洒落たカフェ。年に数回程度だが、もう行きだしてから10年以上になるだろうか。やはり涼しい。

今宵、ボサノヴァを作った男、「アントニオ・カルロス・ジョビン/Antonio Carlos Jobim」の特集です。彼が、「クリード・テイラー/Creed Taylor」がプロデュースした「CTI/A&M」に残したアルバムをフルアルバムでピックアップしました。
「クラウス・オガーマン/Claus Ogerman」のストリングスを加えたアレンジで、大ヒットした「Wave 」(1967)から。
Wave
アントニオ・カルロス・ジョビン
A&M「Antonio Carlos Jobim - Wave(Full Album)」 「波パート2」なんて言われたりしましたが、アレンジが、「クラウス・オガーマン」からブラジル出身の「エウミール・デオダート/Eumir Deodato」に変わったことで、雰囲気も変わっています。「Tide」(1970)。
Tide
アントニオ・カルロス・ジョビン
Polygram Records「Antonio Carlos Jobim - Tide(Full Album)」 これも鬼才「エウミール・デオダート」によるアレンジ。エレピを使用した「デオダート」お得意のフュージョン系の味付け。「Stone Flower」(1970)。
Stone Flower
アントニオ・カルロス・ジョビン
Masterworks「Antonio Carlos Jobim - Stone Flower(Full Album)」 「ジョビン」はこんな言葉を残している。

『この地上で樹が切り倒されるごとに、その樹はきっと別の場所で、
どこか他の世界で再び成長するのだと、私は信じている。
だから、死んだら、
私はそこへ行きたい。
森たちが平和に暮せるその場所へ。』 アントニオ・カルロス・ジョビン
(青土社刊;アントニオ・カルロス・ジョビン~ボサノヴァを創った男
/エレーナ・ジョビン著/国安真奈訳 より)