黄金色の稲穂が見たくて

　　
　黄金色に波打つ稲穂を見たくて、大阪府能勢町の「長谷の棚田」へ。「日本の棚田100選」に選ばれた棚田。いつもの秋と変わらぬ懐かしく、そして癒される美しい風景が広がっていた。名産の「能勢栗」ももうテニスボールくらいの大きさに成長して収穫間近。歩いていくと、一斉に「イナゴ（蝗）」が飛び立つ。日本の里山の秋。

　今宵の曲、「Fields of Gold」。オリジナルは「スティング／Sting」の曲であるが、私は、「エヴァ・キャシディ／Eva Cassidy」の歌を聴いて、この曲を知り、好きになった。「Sting」の原曲とは、歌い方も違うし、微妙に異なる歌詞になっているが、彼女のヴァージョンの方が雰囲気や思いはよく出ていると思う。

【　Fields Of Gold　】　　作詞・作曲；Sting

「♪　You'll remember me 　　私のことを思い出してください
　　　when the west wind moves　　大麦畑を
　　　among the fields of barley　　　西風が吹き渡ったら
　　　You can tell the sun in his jealous sky　嫉妬深い空の太陽に語りかけてください
　　　when we walked in fields of gold　黄金色に輝く草原を私と歩いた時のことを

　　　　　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・　　　　　　♪」


　いまや伝説的ともなった「エヴァ・キャシディ／Eva Cassidy」。「Blues Alley」での最後の公演。そのライブ・アルバム「Nightbird」（2015）から　・・・　。



　Nightbird
　Eva Cassidy
　BLIX






「Fields Of Gold (Live At Blues Alley) - Eva Cassidy」

　　　　　



　ご贔屓、「ティアニー・サットン／Tierney Sutton」はどうでしょうか。「スティング」へのトリビュート・アルバム、「The Sting Variations」（2016）から。



　STING VARIATIONS
　Tierney Sutton
　BFMJA






「Tierney Sutton Band　-　Fields of Gold」


　ご本家、「スティング」も　・・・。アルバム、「Ten Summoner's Tales」（1993）から。タイトルは「カンタベリー物語／The Canterbury Tales」の一節、「SUMMONER’S TALE」と本名の姓、「ゴードン・マシュー・トーマス・サムナー／Gordon Matthew Thomas Sumner」の「サムナー」を掛けたらしい。



　Ten Summoner's Tales
　スティング
　Polygram UK






「Sting - Fields Of Gold」