今年も黒枝豆を求めて丹波篠山へ

　　　
　10月。今年もまた「黒枝豆」、「丹波栗」などを求めて、丹波篠山、老舗の「小田垣商店」へ。楽しみにしている知人への発送などを済ます。
　
　この「小田垣商店」、享保十九年（1734年）創業、その建屋も江戸時代に建築されたとあって、モダンさとレトロさが絶妙な雰囲気を醸し出していて好きである。
　　


　　
　近くの「春日神社」では、14日に行われる秋の大祭の準備が、もうすっかり整っていた。さあ、今夜はビール、といっても糖質制限のためノンアルコールであるが、秋の味覚を味わい尽くそうか。




　さて、今宵の曲は、「Harvest Time（収穫の時）」。「ダイアン・リーヴス／Dianne Reeves」の歌唱です。曲は、「ハービーハンコック／Herbie Hancock」、アルバムは、1987年、「ブルーノート・レコード」とサインをした最初の歌手となった「Dianne Reeves」から。

　「ダイアン・リーヴス」。1956年10月生まれ、ミシガン州デトロイト出身。アルバムよりライブでのパフォーマンスで知られる。「ディー・ディー・ブリッジウォーター／」、「ダイアナ・クラール／」、「カサンドラ・ウィルソン／」と並んで、現代最も重要な女性ジャズ・シンガーと見なされている。グラミー賞5回獲得、いずれも「最優秀ジャズ・ボーカル・アルバム賞」という実力の持ち主。


【　Harvest Time　】　by Herbie Hancock

「♪　See the grain yellow in the field, 　畑に黄色い穀物が見える
　　　　the setting sun shines down to reveal　夕日が差し込む
　　Night′s closing in and it's harvest time　夜が迫り、収穫の時がやってきた
　　Pick up your sickle don′t hesitate, 　鎌を取り、ためらわず進め
　　　if we delay we're sure to be late　遅れると間違いなく遅くなってしまう
　　The clock keeps ticking and we're behind　時計は刻々と進み私たちは遅れている
　　It′s harvest time　　収穫の時です

　　Can′t you hear the many voices crying?　叫んでいる多くの声が聞こえませんか？
　　No hope, no God, they're dying in sin　希望も神もない、彼らは罪の中で死にゆく

　　We can′t afford to stop our preaching　私たちは布教を止める訳にはいかない
　　On the other hand 　　　その一方
　　　we can't stop reaching out for them　彼らに手を差し伸べるのも止められない
　　We must bring them in　　彼らを神の御許へ連れてこなければなりません

　　There are those out there 　そこにはそれらがある
　　　and they are searching, 　探している人々がいる
　　　no joy, no peace and they are hurting　喜びも平和もなく傷ついている
　　We must bring them in,　　彼らを神の御許へ連れてこなければなりません
　　　it′s harvest time　　収穫の時です

　　We have the message of hope and mercy, 　希望と慈悲のメッセージを持っている
　　　the well of grace still flows for the thirsty　渇いた者へ恵みの泉はまだ湧いている
　　The sun is going down and it's harvest time　太陽は沈み、収穫の時です　　

　　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・　　♪」

　宗教的で、比喩的な表現に満ち、難解な歌詞だが、瞬時を逃さず行動し、手遅れになる前に行動することの重要性や、物理的な収穫だけでなく、叫ぶ人々や罪に苦しむ人々、喜び、平和、そして恵みや希望をを探し求めている人々への収穫とは何かを示唆しているようだ。渇いた者に恵みを与えるよう呼びかける、そんなメッセージにも聴こえてくる。




　Dianne Reeves
　ダイアン・リーヴス
　Blue Note Records






「Harvest Time - Dianne Reeves」