次なるピアノは、キューバ出身の異才、「ゴンサロ・ルバルカ/Gonzalo Rubalcaba」。私が最高のベーシストと思っている「チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden」をリーダーに、メキシコの作曲家「ホセ・サブレ・マルキン/José Sabre Marroquín」のナンバーを中心に選曲されたアルバム「Land of the Sun」(2004)からである。
そしてご贔屓、スペインの「パルマ・デ・マジョルカ/Palma de Mallorca」の出身の異色シンガー、「コンチャ・ブイカ/Concha Buika」が歌う「Nostalgias」。スペインを代表する映画監督、「ペドロ・アルモドバル/Pedro Almodóvar」監督の「私が、生きる肌/ 原題;La piel que habito/The Skin I Live In」(2012年日本公開)を観て、その劇中歌で「ブイカ」の歌唱を聴いていっぺんでファンなった。1972年生まれ。両親は赤道ギニア共和国からの移民で、彼女はジプシーとして少女時代を過ごす。 フラメンコにジャズやソウル、ファンクなどを取り入れた音楽を特長としている。
「Nostalgias」。「En Mi Piel: The Best of Buika」(2011)、「Mi Niña Lola」(2006)にも収録されているが、長尺バージョンの「Essential Albums-Buika」(2005)から。