今宵のピアノ 少し艶やかな演奏を ・・・。「歌ものを弾かせたら一番」と私が思っている「ビル・チャーラップ/Bill Charlap」率いるトリオの演奏。アルバムは、「Street of Dreams」(2021)から、1932年大恐慌時代、「ヴィクター・ヤング/Victor Young」によってつくられたタイトル曲、「Street of Dreams」、1950年ミュージカルのために作られた「You're All The World To Me」、そして、「ミシェル・ルグラン/Michel Legrand」の「これからの人生/What Are You Doing The Rest Of Your Life?」を。
この人のピアノを聴くのは久しぶり。現役時代、「ビル・チャーラップ/Bill Charlap」率いる「ニューヨーク・トリオ/New York Trio」のアルバム、「過ぎし夏の想い出/The Things We Did Last Summer」は海外出張の必携品。当時まだ「i-pod」などは普及していなかったので、携帯用のCDプレイヤーとBOSEのノイズキャンセリング・ヘッドホンを携えて、世界中を飛び回っていた。しかし、定年後、さほど理由はないのにいつの間にか遠ざかっていた。