あらや梨届く、その瑞々しいおいしさ

　今年も大玉の「山形あらや梨」が届いた。今年は猛暑で「梨」の生育が悪く、遅くなってしまったと言っていたが、何の何のいつもの通り大玉で瑞々しい「梨」であった。早速食卓に上ったことは言うまでもない。ボランティア仲間が、「今年の柿は生育が悪くて全然ダメ」と言っていたが、今年の猛暑、米と言い、柿といい、秋の味覚に大きな影響を与えそうである。




　「山形あらや梨」。その瑞々しいおいしさを讃えて、今宵のピアノ、「Freshman」、北欧デンマークを拠点に活躍している新鋭ピアニスト、「サン・ビービー（ソレン・ベベ／Søren Bebe」率いる 「サン・ビービー・トリオ(ソレン・ベベ・トリオ)」の演奏である。一聴、すぐ惹き込まれる。

　「サン・ビービー」。2004年にデンマークの「Royal Academy Of Music」を卒業、2006年から「アンダース・モーゲンセン／Anders Mogensen（drums）」、「ニールス・ライド／Niels Ryde（electric Bass）とトリオを結成。そんなトリオの、端正で優しく、ロマンに溢れた一枚、「サン・ビービー・トリオ・エヴァ（フィーチャリング・マーク・ジョンソン）／Soren Bebe Trio Eva (Featuring Marc Johnson)」（2013）。
　　
　アルバムのタイトル通り、1979年から1980年の死に至るまで「ビル・エヴァンス／Bill Evans」の音楽性を支え、また1987年からは、イタリアの巨匠、「エンリコ・ピエラヌンツイ／Enrico Pieranunzi」のトリオ活動したベーシスト、「マーク・ジョンソン／Marc Johnson」との共演アルバム。アルバム・ジャケットのロゴとして象形化された文字は「EVA」。「Bill Evans」からデザインされたことは容易に想像できる。ドラムは、「アンダース・モーゲンセン／Anders Mogensen」。




　Eva (Featuring Marc Johnson)
　Søren Bebe Trio
　From Out Here Music






「Freshman (feat. Marc Johnson, Søren Bebe, Anders Mogensen) - Søren Bebe Trio」