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大屋地爵士のJAZZYな生活

60歳過ぎたら聴きたい歌(140) ~ I Can Only Be Me(私は私でしかない) ~  

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 今宵の「60歳過ぎたら聴きたい歌(140)」は、「I Can Only Be Me」。「どんなに違う自分であればいいと願っても、それは叶わないこと、私は私でしかない」。そんな意味でしょうか。

 「スティーヴィー・ワンダー/Stevie Wonder」の古い曲がオリジナルで、「スパイク・リー/Spike Lee」監督の映画、「School Daze」(1988年)でも使われたという。


【 I Can Only Be Me 】  by STEVIE WONDER

「♪ Butterflies begin from having been another 蝶は違う形を経て生まれる
  As a child is born from being in a mother's womb 子が母の胎内で生まれるように
  But how many times have you wished  君は何度も願っただろうか?
    you were some other 別の誰かになりたいと
  Someone than who you are? 本当の自分とは別の人間だったらいいのにと
  Yet who's to say that if all were uncovered もし全てが明らかになったとして
  You will like what you see? その姿を好きになれるとは限らない
  You can only be you あなたはあなた
  As I can only be me 私が私でしかないように

  Flowers cannot bloom until it is their season 花が咲くのはその季節の時だけ
  As we would not be here unless it was our destiny 私達がここにいる運命にように
  But how many times have you wished to be in spaces 何度も願ったことだろうか
  Time places than what you were? 今いる場所や時間ではないどこかにいたいと
  Yet who's to say with unfamiliar faces それでも、見知らぬ顔ぶれの中で
  You could anymore be 今の自分を愛せるとは
  Loving you that you see? 限らないかもしれない
  You can only be you あなたはあなた
  As I can only be me 私が私でしかないように

  Ooh hoo hoo hoo
  I can only be me  私は私でしかない  ♪」


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 「エヴァ・キャシディ/Eva Cassidy」の歌唱。1963年、アメリカ合衆国ワシントン特別区に生まれ、ワシントンD.C.近郊で育つ。年少の頃から音楽・芸術への興味を示し、エヴァが9歳のときにギターを弾き始める。1992年に、ギタリスト/シンガー「チャック・ブラウン/Chuck Brown」との共作で、ジャズ、フォーク、ゴスペル、カントリー等の音楽を独自の解釈で表現したアルバム、「The Other Side」でデビュー。しかし、1996年11月2日に皮膚癌により33歳の若さで死去。

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 エヴァ死去の4年後、「虹の彼方に/Over the Rainbow」が、イギリス「BBCラジオ2」で紹介されたことをきっかけに大きな反響を呼び、程無くしてアルバム「Songbird」(1998)がリリース 、全英アルバムチャートのトップになる。アルバムが発売されてから、およそ3年後のことだった。エヴァが生前にリリースを企画したアルバムは、「The Other Side」、「Eva by Heart」 (1997年)の2枚だけ、あとは遺族、関係者によってリリースされたものである。

 この「I Can Only Be Me」、アルバム、「I Can Only Be Me (Orchestral)」(2023)に収録されている。彼女の60歳の誕生日を記念したアルバムで、既発の彼女の音源から、「エヴァ・キャシディ」のオリジナルのボーカル・パートだけを分離させ、ロンドン交響楽団の演奏を融合させたもの。「近年のAI技術を最大限に活用し、丹念に復元し際立たせることで、彼女のあの奇跡の歌声に、今まで聴くことができなかったレベルの透明感と深みが生まれた」とある。

 死後28年経ってもなお、新譜?のリリースを続けるエヴァ。それだけの魅力があるのは間違いないが、ここまでくると商魂たくましいという声も聞こえそう ・・・。


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 I Can Only Be Me
 Eva Cassidy
 Blix Street







「I Can Only Be Me (Orchestral) - Eva Cassidy with the London Symphony Orchestra」

     


 もともとの音源は、「Imagine」(2002)。

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 Imagine
 Eva Cassidy
 Blix Street







「Eva Cassidy - I Can Only Be Me」
  


  

by knakano0311 | 2024-11-28 00:00 | 60歳過ぎたら聴きたい歌 | Comments(0)
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