今年聴く最後?のアルバムは、「Jazz Bar 2024」。2001年から毎年リリースを続け、今年で24作目。「寺島靖国」氏の不動のベスト・コンピレーション・アルバムと言えよう。次世代スタンダードともいえる新たな名曲や、新世代ミュージシャンの発見にも寄与してきた。私も新たな美メロアーティスト、美旋律の曲をずいぶんと教えていただき、私にとっての「JAZZ羅針盤」といっても過言ではない。2001年から2023年までのコレクションに、その24作目、「Jazz Bar 2024」が加わった。
<収録曲> 1.Nightfall / Diego Imbert, Enrico Pieranunzi, Andre Ceccarelli 2.Den Vilsna Tomten / Tingvall Trio 3.Home / Joonas Haavisto 4.Solveigs Sang/ Henrik Gunde, Jesper Bodilsen & Morten Lund 5.Neena / Michel Bisceglia Trio 6.Grateful / Soren Bebe Trio 7.Room 93 / Marc Martin Trio 8.Overnight / Marco Frattini 9.Kansas Skies / Walter Lang Trio 10.Elle / Colin Vallon Trio 11.Deep Blue / Colin Stranahan, Glenn Zaleski, Rick Rosato 12.Valsa Para Julieta / Alexandre Vianna Trio 13.Au fil et a mesure / Dominique Fillon Augmented Trio
いずれ劣らぬ美メロぞろい。その中から、むずかしい選択でしたが、3曲ほどをチョイス。まずは、あの「チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden」の名曲、「Nightfall」。フランスのベテラン・ベーシスト「ディエゴ・インベルト/Diego Imbert」がヘイデンをトリビュートしたアルバム、「Tribute to Charlie Haden」(2017)から。「ディエゴ・インベルト」名義になっていますが、「エンリコ・ピエラヌンツイ/Enrico Pieranunzi(p)」、「アンドレ・チェッカレリ/Andre Ceccarelli(ds)」、ヨーロッパを代表する巨匠、3人のコラボ・アルバム。「チャーリー・ヘイデン」の曲は、「First Song」、「Nightfall」、「Silence」が収録され、あとは3人のオリジナル。この3人のアルバムでは、「Ménage à Trois(三人婚)」(2016)が思い出されます。