いよいよ炭焼きを始める

　　　
　いよいよ今年も炭焼きの始まりです。第一回目の「炭焼き塾」は12人ほどの参加申し込みがありました。大雪が心配されたものの、なんと日頃の精進のためか、朝から快晴ともいえる天気、炭焼き日和です。
　　
　最初に、炭焼きの成功と安全を祈願して2礼2拍1礼の神事。そのあと炭焼きに関するプレゼンテーションをして、いよいよ窯入れです。窯木の山から手渡しで、窯木、バイタ、藁を窯内に運び、ぎっしりと詰め込みます。第1回目は、窯木525本、割り木17本、バイタ127束、藁20束が入りました。この窯木があの美しい「菊炭」になります。だからやめられません、「炭焼き」道楽。



　トタン板で遮蔽し、焚き口を作り、古式に則り火打石と火打ち金で火を熾し、雪で濡れている窯木、バイタを乾燥し、火の通りを確かめる予備乾燥をしてこの日は終了。1月25日の窯出し（炭出し）までの第一回目の「炭焼き」です。



今宵の曲、「ビギン・ザ・ビギン／Begin The Beguine」。 あの「コール・ポーター／Cole Porter」が作曲したジャズのスタンダード・ナンバー。意味は「ビギンを始めよう」。「ビギン／Beguine」は、フランス領マルティニクのダンス音楽であるという。



　リラックスしたフィーリングで、ムーディーに聴かせてくれるのは、「エディ・ヒギンズ／Eddie Higgins」のピアノ・トリオ。アルバムは、「アモール／Amor」（2006）。いくつかのベスト盤にも収録されています。



　アモール
　Eddie Higgins／エディ・ヒギンズトリオ
　ヴィーナスレコード






「Begin The Beguine - Eddie Higgins Trio」

　　　　　



　「ビル・チャーラップ／Bill Charlap」率いる「ニューヨーク・トリオ／New York Trio」の演奏も。アルバムは、「コールポーター」へのトリビュート・アルバム、「ビギン・ザ・ビギン／Begin The Beguine」（2005）から。パーソネルは、「ビル・チャーラップ(p)」、「ジェイ・レオンハート／(b)」、「ビル・スチュアート／(d)」。



　ビギン・ザ・ビギン~コール・ポーターに捧ぐ
　New York Trio
　ヴィーナス・レコード






「Begin The Beguine - New York Trio」