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大屋地爵士のJAZZYな生活

映画のチカラ、小説のチカラ

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 「最近映画館で映画を観ていないなあ、殆どサブスクの配信になってしまったなあ」などとぼんやり思っていたら、本屋でこんな本が目に入り、一気に読んでしまった。

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 「原田マハ」著、「キネマの神様(文春文庫)」。2012年 、第8回「酒飲み書店員大賞」を受賞したという。2011年文庫本として発刊され、32刷を重ねるロングセラーである。
 
 彼女の本は、「暗幕のゲルニカ」、「サロメ」、「風神雷神(上下)」、「リボルバー」などアートミステリーものは読んでいたが、彼女がこれほど映画好きとは知りませんでした。

 39歳独身の「歩」は突然会社を辞めるが、折しも趣味は映画とギャンブルという父が倒れ、しかも多額の借金が発覚した。 ある日、父が雑誌「映友」に「歩」の文章を投稿したのをきっかけに「歩」は編集部に採用され、ひょんなことから父の映画ブログをスタートさせることになった。「ゴウ」のハンドルネームで父が書くコラムは思いがけず好評を博し、借金とギャンブル依存から抜け出せそうになるが 、ある時「ローズ・バッド」を名乗る謎の人物に反論されて・・・・。 「映画の神様」が壊れかけた家族を救う、奇跡の物語。

 本の中の主人公の父親が今の私と同じ年。父親に連れられて観に行った「ゴジラ」から始まった私の映画遍歴、本を読み進むにつれ、懐かしい映画がいっぱい出てきましたね。そして、本の最後の方では「うるうる」状態に ・・・。「泣ける本」をお探しなら、断然この本をお勧めします。


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 キネマの神様 (文春文庫)
 原田 マハ
 文藝春秋








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 またこの小説は、「山田洋次」監督の手で原作小説に大幅に手を加えられ、コロナ禍下で、松竹映画100周年記念作品として映画化され、2021年公開された。映画人の熱い想いと挑戦を描いたヒューマン・ドラマで、コロナ禍下で製作された渾身の名作と言う評価だが、「大幅に手を加えられ」と言うことだったので、残念ながらに私は見逃している。

 そして、人間や人生への愛が溢れたその映画に誰よりも心を動かされた原作者の原田マハが、映画をみずからノベライズした「お帰り キネマの神様」 (文春文庫)、映画の公開に先駆け、「山田洋次」監督が手がけた脚本をベースに、ノベライズした「キネマの神様 ディレクターズ・カット」 (文藝春秋)が発刊されている。

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 キネマの神様 [DVD]
 沢田研二 , 菅田将暉 (出演),
 山田洋次 (監督)










 さて今宵の曲は、映画「ニュー・シネマ・パラダイス/Nuevo Cinema Pradiso/New Cinema Paradise」のテーマ曲を。これも山ほどカバーがある「エンニオ・モリコーネ/Ennio Morricone」の代表作。

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 大御所、イタリアの巨匠、「エンリコ・ピエラヌンツイ/Enrico Pieranunzi」のトリオ演奏から。アルバムは、「Play Morricone, Vols. 1」(2014)。パーソネルは、「Enrico Pieranunzi(p)」、「マーク・ジョンソン/Marc Johnson(b)」、「ジョーイ・バロン/Joey Baron(ds)」。

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 プレイ・モリコーネ1&2
 エンリコ・ピエラヌンツィ
 SOLID/CAM JAZZ







「Nuovo Cinema Paradiso · Enrico Pieranunzi」


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 「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ/European Jazz Trio」です。アルバムは、「夜のタンゴ/Tango Notturno」(2006)から。

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 夜のタンゴ/Tango Notturno
 ヨーロピアン・ジャズ・トリオ
 M&I







「Nuovo Cinema Paradiso (ニュー・シネマ・パラダイス・愛のテーマ) - European Jazz Trio」


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 さて、日本の若手ジャズ・ピアニストに中で、私、イチオシは「桑原あい」。アルバム、「Opera」(2021)から。豊かな詩情と表現力。クラシック、ジャズ、ロック、映画音楽 ・・・、ジャンルの垣根を超えた名曲のカヴァーを中心に収録。

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 Opera (SHM-CD)
 桑原あい
 Universal Music







「New Cinema Paradise - Ai Kuwabara」

     




 叙情的なトランペットの演奏も ・・・。「クリス・ボッティ/Chris Botti」、アルバムは、「When I Fall in Love」(2004)。


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 When I Fall In Love
 クリス・ボッティ
 Sbme Special Mkts.







「Cinema Paradiso - Chris Botti」




by knakano0311 | 2025-05-21 00:00 | マーケッターとしてのシニアから | Comments(0)
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