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大屋地爵士のJAZZYな生活

ある暑くて長い夏の日に

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 ある暑い夏の日に ・・・ 。


 夏の日の曲と言えば、この曲と言われるくらいよく知られた曲の一つ、「Once Upon a Summertime」。元々は、「ミッシェル・ルグラン/Michel Legrand」が作曲し、「エディ・マルネ/Eddy Marnay」が作詞した1954年のシャンソン、「La Valse des Lilas/邦題;リラのワルツ」。それに「ジョニー・マーサー/Johnny Mercer」が英詩をつけ、元祖ロリータボイスの「ブロッサム・ディアリー/Blossom Dearie」、スウェーデンの歌姫、「モニカ・ゼタールンド/Monica Zetterlund」、「チェット・ベイカー/Chet Bakr」などのカバーによって知られる所となったように記憶しています。「リラ」は「ライラック」の別称で、この花が咲いていたパリの街角をおもいだす、思い出の美しい曲。

 「Once Upon a Summertime」、英語歌詞はこちら。

 こんな意味でしょうか。

「♪ あの夏の日をあなたは覚えているかしら
   花屋さんに寄って、あなたに「忘れな草」の花束を買ってもらったわ
   ちょうど今日のような夏の日で、
   私たちは笑いながら楽しい午後を過ごした
   そして、通りのカフェでこっそりとキスをしたの
   あなたは咲いているどの花より甘い香りがする
  
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   あれから冬が来て、去って行き、
   広場の鳩も飛び去って行く
   夕暮れの鐘が鳴るといつも私は思い出すの
   あの夏の日にあなたが愛してくれたことを

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」


 「La valse des lilas(リラのワルツ)」、フランス語の歌詞はこちら・

 こんな意味でしょうか。

「♪ 君のような生き方はできないよ
   もう過去のものとなった思い出にすがって
   友もなく 秘密もなく
   ただ少しの涙だけを持って生きるなんて

   いくつかのメランコリーなページに
   君は人生という本を閉じてしまい
   すべてが終わったと思っていたね

   だけどリラの花は
   五月のリラの花たちは
   咲き終わることはない
   けっして咲き終わることはない

   ・・・・・・・・・・・・・・・

   最後の
   最後の春までは
   空は
   空は二十歳のまま
   恋人たちも 同じように若いままだろう  ♪」
   

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 ピアノを弾き語る女性ボーカルというスタイルの先駆者。そして「風邪をひいたような声」と称されたが、いまでは「ウィスパリング・ボイス」、或いは「ロリータ・ボイス」とよばれる「鼻にかかったような甘い声」の歌唱スタイルの先駆者でもある。「ブロッサム・ディアリー/Blossom Dearie」の歌唱から。アルバムは、「Once Upon a Summertime」(1958)。

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 ワンス・アポン・ア・サマータイム
 ブロッサム・ディアリー
 Universal Music







「Once Upon a Summertime - Blossom Dearie」


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 そしてブロッサム同様、ピアノで弾き語り歌う、「ジャネット・サイデル/Janet Seidel」が、「ブロッサム・ディアリー」に捧げたトリビュート・アルバムがある。「ディア・ブロッサム/Dear Blossom」(2004)。

 1976年に初めてブロッサムのピアノと歌を聴いた「ジャネット・サイデル」は、「これだ! これが私のこれからやりたいことなのだ」と悟ったとライナーノーツに記されている。そんなジャネットの想いを書下ろした歌が、アルバム・タイトルにもなっている、「ディア・ブロッサム/Dear Blossom」(2005)。フランス語と英語で歌います。

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 ディア・ブロッサム/Dear Blossom
 ジャネット・サイデル/Janet Seidel
 MUZAK






「Once Upon a Summertime - Janet Seidel」

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 私お気に入りの歌唱を3人ほどあげておきます。デンマークの女性歌手、「カトリーヌ・レガー/Cathrine Legardh」から。彼女が、スコットランド出身のピアニスト、「ブライヤン・ケロック/Brian Kellock」のトリオと組んだアルバム、「Gorgeous Creature」(2008)から。アコーディオンがミュゼットの雰囲気を上手に醸し出している。

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 Gorgeous Creature
 Cathrine Legardh
 Storyville







「Cathrine Legardh - Once upon a summertime」


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 一番のお気に入りは、デンマーク出身の女性ヴォーカリスト、「クララ・ヴースト/Clara Vuust」の歌唱。デビュー・アルバム、「Here's to Love」(2013)から。ピアノの「フランチェスコ・カリ/Francesco Calì」との相性も抜群、ベース、クラリネットを加えたドラムレスという変則トリオをバックに、ゆったりと優雅に、優しく聴く人を包み込む。

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 Here's to Love
 Clara Vuust
 STORYVILLE RECORDS





  
   
「Once Upon a Summertime - Clara Vuust Quartet 」

     


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 「マルガリータ・ベンクトソン/Margareta Bengtson」はどうでしょう。人気ア・カペラ・ユニット、「ザ・リアル・グループ/The Real Group」の元リード・シンガーで、北欧一美しい声の持ち主とか、北欧一美しいソプラノの持ち主といわれているようです。アルバムは、「I'm Old Fashioned」(2006)から。

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 アイム・オールド・ファッションド
 マルガリータ・ベンクトソン
 スパイス・オブ・ライフ







「Once upon a summertime - Margareta Bengtson」


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 最後にJAZZらしい雰囲気の演奏をあげておきます。珍しいことに歌伴に回った「ジョバンニ・ミラバッシ/Giovanni Mirabassi」。「ニューヨーク・トリオ/New York Trio」として、「タチアナ・エヴァ・マリー/Tatiana Eva-Marie」の歌う「La Valse Des Lilas (Once Upon A Summertime) /リラのワルツ」をサポートします。アルバムは「ミシェル・ルグラン」をトリビュートした「サウンド・オブ・ラブ/Sound Of Love」(2022)。


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 サウンド・オブ・ラブ
 ジョヴァンニ・ミラバッシ・ニューヨーク・トリオ
  ~フィーチャリング・タチアナ・エヴァ・マリー
 ポニーキャニオン







「Giovanni Mirabassi New York Trio - La Valse Des Lilas (Once Upon A Summertime)」


 暑くて長い夏の一日がやっと終わりました。
  


 

by knakano0311 | 2025-07-18 00:00 | 音楽的生活 | Comments(0)
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