ちょっとダークで、アンニュイ。いぶし銀の魅力は、大のご贔屓ノルウェーのシンガー、「インガー・マリエ・グンデルセン(グンナシェンとも)/Inger Marie Gundersen」。アルバム、「Make This Moment」(2005)から。 2004年、彗星の如く登場した一人の無名のノルウェー出身の女性シンガーのデビュー・アルバムが、CD店のジャズ・チャートのトップを独走し、大ヒットを記録した。
1957年、ノルウェーの小さな町アーレンダールに生まれ、今年68歳。音楽一家に育ち、物心ついた頃から歌うことに喜びを見出していたという。20代の頃には、地元でもうプロ活動を始めていたが、地元の小さなレーベル「KULTUR & SPETAKKEL」から発表された遅咲きのデビュー作が、「メイク・ジス・モーメント/Make This Moment 」(2004)。その存在感ある魅力的なヴォーカルでヨーロッパ、ならびに日本でまたたく間のうちに大きな評判となり、輸入盤ながら、その年を代表する大ヒット女性ジャズ・ヴォーカル・アルバムとなった。