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大屋地爵士のJAZZYな生活

あれはコロナだったのか ・・・

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 10日ほど前のことである。週末に熱が出たが、行きつけの医院は休診日だったので、寝ていたら週明けには平熱になり、治ってしまった。森林ボランティアの活動の急増による、過労と風邪と思っていた。先日、持病の薬を貰いに医院にいき、その話をしたところ、先生は「それはコロナ感染かも」という。たしかに思い返せば、2023年7月にコロナに感染し、隔離入院した時の症状によく似ていた。全身に力が入らず、脱力感、身体のふらつき、食欲不振、今も残る味覚異常 ・・・など。やはりあれはコロナだったのか。市販の風邪薬を飲んで、3日ほどで回復したので、それほど大事には考えもしなかった。たしかに、ここ何十年も風邪をひいた記憶もないし、今年も10月にインフルエンザの予防接種をしている。やはり考えられるのは「コロナ」か ・・・。あれほど大騒ぎしたコロナもすっかり「インフルエンザ」並みの日常のパンデミックとなってしまったのか、はたまた、疲れて、或いは慣れてしまっただけでその潜在的な脅威は相変わらずなのか ・・・。

 繰り返しやって来るパンデミック、コロナ禍。前回2021年のころは、コンサートが軒並み中止となり表現の場を失なったアーティストたち。そこで、じっくり内省し、自分を見つめ直したアーティストたち。コロナが一段落した頃、そんなアルバムが次々とリリースされた。再掲して、聴いてみる。

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 イタリア出身、現在はパリ在住のピアニスト、2001年にリリースされたソロ・アルバム「AVANTI!」以来のご贔屓ピアニストである「ジョバンニ・ミラバッシ/Giovanni Mirabassi」もその一人であった。その内省がソロ・ピアノ・アルバム、「ペンシエリ・イゾラティ/Pensées isolées」(2021)に結実された。ライナーノーツによると、2020年春、ヨーロッパで新型コロナウィルスの感染拡大が猛威を振るい始めた頃、ジョバンニは50歳の誕生日をモンマルトルの自宅で迎えた。予定されていたツアーはすべてキャンセルされ、見慣れたよく知る世界が終わりを迎えたように感じられたという。
  
 「・・・・・ 私はできる限り、今の時代を 演奏しました。私たち人間のために、私の子供たちのために、他の人の子供たちのために、私の話を聞いてくれるすべての人たちのために。選んで聴いてくれる人たち、あるいは偶然に耳にする人たち、ある日耳にして、好きになってくれないかもしれないし、BGMでかかっているこのピアノ曲集に注意を払ってくれないかもしれない人たちのためにも。私は毎週、自分の孤独を録音して、明日のためにとっておく作業を繰り返しました。明日のために、世間の喧騒に支配されたときのために。時間と空間の中で止まっている”孤立した思考(Pensieri irorati)”。」と彼自身の言葉で、ライナーノーツに語られている。
  
 「ジョバンニ・ミラバッシ」のソロ・アルバム、「ペンシエリ・イゾラティ/Pensées isolées」である。まさに「孤立した思考」と名付けられた内省的な作品集である。そのことは、グランド・ピアノをデフォルメし、外形を描く線が中心のピアノへ向かって、沈み込みながら収斂していくという、シュールなジャケット・カバーからもうかがえる。一聴、彼との出会いの名盤、「AVANTI!」に次ぐソロ・アルバムではという思いが湧きあがった。

  
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 ペンシエリ・イゾラティ/Pensées isolées
 ジョバンニ・ミラバッシ/Giovanni Mirabassi
 MOCLOUD/JAZZ ELEVEN







 まず、プロモーション・ビデオから。

「Un Peu comme cette époque | Giovanni Mirabassi - PENSIERI ISOLATI」

「PENSIERI ISOLATI PROJECT | Giovanni Mirabassi - "J'ai demandé au public de créer avec moi"」

 アルバムから、「The Healing waltz」と「Canta che ti passa」を。

「The Healing Waltz - Giovanni Mirabassi」

     

   
「Canta che ti passa - Giovanni Mirabassi」




   

by knakano0311 | 2025-11-26 00:00 | 音楽的生活 | Comments(0)
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