私もこの世代の例にもれず、高校1年生の時、映画「禁じられた遊び」の主題曲を演奏する「ナルシソ・イエペス/Narciso Yepes」を聞いて、「ギターが弾けるようになりたい」と思った一人。「カルカッシのギター教則本」を買って友達と独学し、巨匠「アンドレス・セゴビア/Andrés Segovia」に傾倒し、なんとか「アルハンブラの思い出/Recuerdos de la Alhambra」の始めのトレモロの部分を弾けるようになった。その後は、「ベンチャーズ/The Ventures」に感化され、大学時代には「ギター部」に所属したものの飽き足らず、あっさりとエレキに転向しバンドを組むことになる。
私が「山下和仁」を知ったのは大分あとのことで、「速すぎて聴こえない、度肝を抜かれた」とか言う、その超絶技巧の評判を聞いて興味を持ったからである。また、「ヴィヴァルディ」の「四季/The Four Seasons」をジャズギタリストである「ラリー・コリエル/Larry Coryell」とデュオしたり、フュージョン・ギターの雄、「渡辺香津美」から曲、「アストラル・フレイクス/Astral Flakes」を献じられたり、その音楽性とテクニックは、ジャンルを越えて幅広い影響を与えている。
私の手元には、「ラヴ・ミー・ドゥ/Love Me Do」「ノルウェーの森/Norwegian Wood (This Bird Has Flown)」「レディ・マドンナ/Lady Madonna」他、全36曲が収録された「ビートルズ」作品集、「Hey Jude ◎ Yesterday」(2000)が残されている。残念ながらYOUTUBEにはアップされていない。