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大屋地爵士のJAZZYな生活

おとなの隠れ家~Jazz Clubの楽しみ

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京都の風物「床」。季節になりましたねえ!鴨川の上に張り出した桟敷のことを「床」というんですが、暑い夏の京都を涼しく過ごすための昔から知恵ですね。夕暮れ時になると鴨川の川面を渡る風が本当に涼しく感じます。お客さんをお連れして何回か行ったものですが、特に外国のお客さんには喜んでいただけましたね。最近は、女性のお客さんには好きな浴衣を着て「床」へ
食事に行っていただき、その浴衣はそのままお持ち帰りといったホテルのサービスが人気で、浴衣姿の女性観光客が最近多くなりました。じゃ「床」での食事の後は、どうするのか?私は京都にたくさんある隠れ家的なバーをおすすめします。とてもお茶屋さんはいけないけど、まっ、バーなら何とか。祇園花見小路の黒塀の小さなくぐり戸をあけると、外からはまったくその存在が分からなかった、小粋なバーが現れたりします。JAZZが流れ、日本庭園を見渡せる、まさに隠れ家。店の名前は教えませんよ。「スコッチ、ストレート、ノー・チェーサー」などとたまには気取ってみるのも楽しみ。木屋町三条には25周年を迎える老舗のライブハウス「RAG」をはじめとして京都にはJAZZ SPOTはたくさんありますのでたのしみには事欠きません。神戸についてはまたそのうちに。

ま、私は大阪が本拠地ですので、なかなか京都、神戸までは出かけづらいのですが、北新地に気の休まるJazz Clubがあります。もちろんプロの演奏(マスターのピアノはすごい)もあるのですが、昔学生時代にやっていた人、Jazzボーカルが趣味なんだけどプロのバックで歌ってみたい人などのお客さん(シニアが多い)が集まってきて、時には「ファン待望生オケJazz大会」みたいなすごいことになる時があります。でもJazz好きが集まって、時にはシニアの方なども決してうまくはないボーカルやピアノをやってみるなんてほほえましいし、素敵だなあと思います。店の名前は「ヌーヴォー」。ええいつかは私もボーカルデビューなんて・・・・・。

「隠れ家」とは言わないまでも、シニアになっても永く通えるJAZZクラブを知っていることも、Jazzyな生活を楽しむ上での大きな要素。奥様でも連れて行ったら「株」があがること請け合い。きっと恋愛時代のあの頃ににタイムスリップできるかもしれませんよ!

シカゴを中心に活躍しているピアノの弾き語り歌手、「パトリシア・バーバー」のタイトルもずばり「ナイトクラブ」。アンニュイなムードが、Jazzクラブにいるような雰囲気を醸し出す。3曲目「Yesterdays」、12曲目「I Fall in Love too Easily」などが私の好きなスタンダード。

ナイト・クラブ
パトリシア・バーバー ミカエル・アルノポル アダム・クルーズ チャーリー・ハンター マーク・ジョンソン アダム・ナスパウム / 東芝EMI
ISBN : B00005HLEL
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フランスで最も人気のある歌手の一人、「パトリシア・カース」がフランスの誇るフレンチ・スタンダードを英語で歌っているアルバム。「ナイトクラブ」とはまた違った雰囲気であるが、古きよき時代のピアノバーとういう雰囲気は十分伝わってきます。「If You Go Away 行かないで」「枯葉」など永遠のフレンチ・スタンダード。前に紹介した「Dee Dee Bridgewater」と比べてみるのも一興。ジャケットも粋でおしゃれ。

ピアノ・バー
パトリシア・カース / ソニーミュージックエンタテインメント
ISBN : B00006IIFF
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「Patricia Barber - I Fall in Love Too Easily」

          
 
by knakano0311 | 2006-07-22 11:22 | 音楽的生活 | Comments(0)
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