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大屋地爵士のJAZZYな生活

CFに魅かれて  

人がJazzを好きになるきっかけは何だろう?たまたま入ったレコードショップで流れていた曲が好きになった、ドライブで聞いていたラジオから流れてきた、見た映画の中で流れていた(私の場合はこれ)、恋人或いは友達が好きだった など様々な理由があるでしょう。TVのCMで使われていて、それがきっかけで好きになった言うこともあるでしょう。今回はCFで見て、始めてその歌手の存在が気になり、アルバムを買ってしまったケースを紹介しましょう。

「カーメン・ランディ/Carmen Rundy」。HONDAの車のCMフィルムで流れていましたね。曲は「風のささやき/The Windmill Of Your Mind」。前にあげた「カーラ・ヘルムブレヒト/Be Cool,Be Kind」に収められていた同曲が叙情あふれる歌い方で好きでしたが、カーメンの歌い方はドラマティックでこちらも好きです。映画「華麗なる賭け」で、スティーブ・マックィーン扮する大富豪、実は泥棒と、彼を追う保険調査員のフェイ・ダナウェイが二人で渚をサンドバギーで駆ける場面に流れていた曲。(なぜか日本語DVD化されていない) アルバムは地味ながら、ベテランの深い味わいに彩られている。CFのディレクターもよくこんな歌手とアルバムを探してきたもんだと感心します。

Something to Believe In
Carmen Lundy / Justin Time
ISBN : B00009PXZX
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なぜか、JAZZは車か、酒のCFで使われることが多いような気がする。次ぎも車のCFから。(たしか日産)  「キャロリン・レンハート Carolyn Leonhart」 。
有名なベーシストのジェイ・レンハートを父に持ち、8歳から歌い始め、高校でゴスペル、16歳で父と共にクラブの昼の部に出演しボーカルの腕を磨いたと聞くから音楽一家育ちの筋金入り。スタンダード中のスタンダード、CF曲「スターダスト」が収録されているアルバムは、「ニューヨークの秋」。デヴィッド・マシューズのアレンジによる、いかにも日本製作盤らしい有名スタンダード曲集で、アクのないクリアな声質、原曲のメロディーをストレートに歌って無難にまとめている。ジャズ初心者やポップス・フィールドから彼女に興味を持った人には、聴き易くとっつきやすいアルバムといえるだろう。

ニューヨークの秋
キャロリン・レンハート デヴィッド・マシューズ・トリオ / キングレコード
ISBN : B0000844BF
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「リタ・クーリッジ」。CF曲は、ボズ・スキャッグスの名曲「We All Alone」であるが、なんのCFかは忘れてしまった。収録されているアルバムは、全曲ジャズ・スタンダードの「アンド・ソー・イズ・ラブ」。彼女独特のスモーキーボイスはいつもながらに暖かいし、バックの楽器演奏もクオリティが高く,特にEstateの演奏は印象的。
前掲の「キャロリン」とも出身フィールドはPOPS。POSでそこそこ有名な美人歌手にCFとタイアップしてスタンダードを歌わせて・・・・・というマーケティングが伺えるが、出来は2作とも平均以上であるがやはり個性に乏しいため、耳の肥えたJAZZファンには物足りないかも知れない。

アンド・ソー・イズ・ラブ
リタ・クーリッジ / キングレコード
ISBN : B0008JH6RS
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また日産車で恐縮であるが、クイーンのカバー曲で「ケイコ・リー/WE Will Rock You」。アルバムは「ヴォイセズ・アゲイン」。ロックの曲をうまいアレンジ聞かせたため、一躍ヒット、注目される存在となった。元来、低く太い声で、大変に歌はうまいのであるが、曲調と声がマッチしない、なんとなくとらえどころがないなあ、と思っていた。たくさんアルバムを出しているが、どれもがベストアルバムみたいな印象で、インパクトがないなあ、ちょっと器用すぎるような気がしていた。 「ヴォイセズ・アゲイン」もベスト盤ではあるが、彼女の素直な歌声が楽しめる佳作。

ヴォイセズ・アゲイン
ケイコ・リー / ソニーミュージックエンタテインメント
ISBN : B000B9F2T4
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「鈴木重子」。 「東京大学出身で、バークレー音楽院でJAZZを学び、ブルーノートなど、ニューヨークのJazzくらぶのステージで活躍している。日本人でのこんなすごい人いる。」みたいなキャッチコピーでCFで紹介されていたと思う。サントリーか、ニッカではなかったかと思うが。  バブル後のオール日本自信喪失時代の元気付けCFであったと思うが、何を歌っていたか覚えていない。コピーは見事であったし、かなりの人がCFに魅せられたのではないか。彼女のアルバムもケイコ・リーと同じような印象を持つが、曲の選定が有名曲であること、優しい感触のナチュラルな歌声。淡々と自然に歌っているところがそんな印象を与えるのだろう。すんなりとこころにはいってくる優しい歌声。鈴木重子にしても、ケイコ・リーにしても日常生活の中で、引っかからずにいつでも疲れずに聴ける点、貴重な1枚である。

プレゼンサ~ザ・ベスト・オブ・鈴木重子
鈴木重子 John Lennon Paul McCartney A.Menken Stephen Schwartz Eric Clapton Will Jennings Antonio Carlos / BMG JAPAN
ISBN : B000068R8Q
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サイレント・ストーリーズ
鈴木重子 / BMG JAPAN
ISBN : B000CFWOZM
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by knakano0311 | 2006-08-22 11:45 | ミューズたちの歌声 | Trackback(1) | Comments(0)
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Tracked from 1-kakaku.com at 2007-05-01 04:20
タイトル : ヴォイセズ~ベスト・オブ・ケイコ・リー
95年のファースト・アルバム『イマジン』以降の諸作から選曲したケイコ・リー、初のベスト・アルバム。といっても第6作『ライヴ1999』からは選曲されておらず、正確にはこれまでの7アルバムとミニ・アルバム『ホワット・ア・ワンダフル・ワールド』から選曲した12曲に、話題の2曲を追加した全14曲入り。 その話題の2曲というのは<13>と<14>。<13>はケミストリーのアルバムに収録されたケイコ・リーのオリジナルで、そこでは堂珍嘉邦とデュエットを繰り広げていたが、ここに収録されているのはそれとは異...... more
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