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大屋地爵士のJAZZYな生活

R60  マーケッターとしてのシニア考(2)

やはり、でましたよ。先日CDショップをぶらついていたら、あるCDが眼にとまりました。
ちょい不良おやじのためのCDらしい。その名も「ちょい不良(わる)JAZZ~DAY DRIVING~編」「ちょい不良(わる)JAZZ~NIGHT DREAMING~編」。多分、こんなタイトルのCDが出てくるんではないかと予想してましたが、やっぱり出たかという感じ。まったく買う気はしないのだが、イチャモンだけは一人前につけてみたくなる。
しかし、このCD、すこし考えてみると、なんか変。違和感がある。まず、タイトルのコンセプトが不明。「超不良JAZZ」とか「極悪JAZZ」なんてのはないわけで、購入ターゲットを「ちょい不良おやじ」に設定したんでしょう。しかし、よく考えてみると、ある中年おやじがいて、その人が「ちょい不良おやじ」かどうかは、誰かが決めてくれるのか、自己申告なのか?これも私にはよく分からん。つまるところ、雑誌「LEON」の読者が対象というのが正解のような気がする。では中身はどうかと言うと、これがまた困ってしまう。(しつこくてごめんなさい) 買って聴いたわけではないが、1)自称「ちょい不良おやじ」に聞かせたいアルバムなのか?、2)これから「ちょい不良おやじ」をきどりたい人のためのJAZZ入門コンピ・アルバムなのか?、3)女性と一緒、あるいは口説きの小道具に使えるアルバムなのか? う~~~ん、よく分からんCDである。



ちょい不良ジャズ~DAY DRIVING~
オムニバス クリス・コナー ベティ・ベネット レス・マッキャン&エディ・ハリス ローランド・カーク ブラザー・ジャック・マクダフ&デビッド・ニューマン チャールス・ロイド・カルテット / ユニバーサルミュージック
ISBN : B000HOJDAC
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ちょい不良ジャズ~NIGHT DREAMING~
オムニバス エラ・フィッツジェラルド クラーク・ボラン・ビッグ・バンド ルイス・ガスカ ハービー・ハンコック アレサ・フランクリン ボビー・ショート / ユニバーサルミュージック
ISBN : B000I0S892
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1)ならばアーティストと曲ともに、人生の渋みや深みを感じさせるラインアップではないし、2)ならば、ベストセラーを続けているらしい「Smooth Jazz 1、2」に比べ、アーティストなども、かなり見劣りする。
3)であれば、「チェット・ベイカー」の生き様と、晩年の凄惨な老い方と色気を失っていないあの澄んだ青い眼が、強いインパクトを与えるコンサート(DVD)の様子を、「I’m A Fool To Want You」にのせて語ればことは足りるかも知れません。

「ちょい不良おやじ」というのは、ライフスタイルであり、一種の生き様かもしれない。こんなCDのタイトルくらいで、影響を受けることないでしょう。多分このCDは、全く売れないでしょう。
私たちシニアが求めているものはそんなものではないはず。
「ちょい不良おやじ」というマーケティングはすばらしかったが、その購買層のニーズが音楽業界には、まだ分かっていないのでないかと思います。
私たちシニアの間で、大ヒットになるようなCD、スーパースターを産み出すような企画は考えられないものですかねえ。わたしはひとつだけその例を知っていますよ。
「綾小路きみまろ」ですが・・・・


The Best Smooth Jazz... Ever!
Various Artists / Virgin TV
ISBN : B0000ALWGZ
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by knakano0311 | 2006-10-27 23:40 | マーケッターとしてのシニアから | Trackback | Comments(0)
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