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大屋地爵士のJAZZYな生活

我が家の歳時記・桜月編  ~ 日本の桜・パリの桜 ~

4月は「卯月」。卯の花の季節だから「卯月」なんだそうだ。しかし、四月はやはり「桜月」と呼びたい。「見事な桜の下には骸(むくろ)が埋まっている」と詠んだのは、西行であったか?一斉に咲いて、さっと散る散り際、昼は華麗、夜は妖艶。桜ほど日本人の美意識、死生観を表わしている「花」はない。私の住んでいる街にも、身近に、いくつかの公園があり、4月になるとそれは見事な桜が楽しめる。この4月は、わが街の桜を皮切りに、フィレンツエの桜、パリの桜、信州の桜、北京の桜、最後にわが街の八重桜、と桜を追って過ごした一ヶ月であった。

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フィレンツエは街が一望の下に見渡せる「ミケランジェロ広場」の近くに京都の「高台寺」を模した日本庭園があり、そこの桜を含めて我々が訪れたときは桜が満開であった。またパリは「シャンゼリゼ大通り」や「ノートルダム寺院」の公園に咲き誇っていた桜。花びらも大ぶりで、色もピンクがかっており、日本の風情とは違って澄み切ったイタリアやパリの空の下、あくまでも明るく、美しく、華麗であって、はかなさ、妖しさなどは微塵も感じさせない「桜・チェリー」であった。

ヨーロッパから帰国し、信州に帰省の際、散歩で訪れた実家の近くの里山の阿弥陀堂の桜。街を一望の下に見渡せる墓地の脇、まさに骸が埋まっている墓地の脇に咲き誇っており、昼だというのに、気のせいか殺気と妖しさを感じさせる桜であった。気のせいとはいえ、場所によって、気分によってこれほど桜に対する感じ方が違うとは。あらためて日本の風土と桜のもつ濃密な関係、桜への日本人の思い入れを自覚したものである。

さらに今週は北京へ仕事で。西二環路にある公園の横を車で通り過ぎたが、この公園でも、日中友好のためだろうか、日本から持っていって植えたという桜がまたしても満開であった。

我が家の歳時記としてヨーロッパの桜は、挙げにくいが、この四月の一ヶ月、桜月とよぶにふさわしい「桜追い」の一ヶ月であった。

我が家の歳時記・桜月編   ~ 日本の桜・パリの桜 ~ _b0102572_1334638.jpg我が家の歳時記・桜月編   ~ 日本の桜・パリの桜 ~ _b0102572_1341247.jpg
















    ノートルダム寺院対岸の桜                   実家近くの阿弥陀堂の桜



パリで買い求めたCD、「カーラ・ブルーニ」の第2作「No Promises」。フランスのNorah Jonesとも称される、イタリア出身の元スーパーモデルでシンガー・ソングライターに転身。デビュー作の「ケルカン・マ・ディ ~ 風のうわさ」が大ヒット。天が二物を与えたという代表例。
さて、彼女の2ndアルバム。歌詞はアイルランドの劇作家ウィリアム・バトラー・イェイツ、アメリカ文学史の偉人E.ディキンソンら詩人達の引用句で全編英語で綴られている。 何故英語でという理由は、「英語はフランス語と違って、音楽的で、リズミックなの。10代のころ、ローリング・ストーンズやボブ・ディランよってすっかり英語漬けになったことがあって、イェイツらの詩をぜひ英語で歌いたかった。」と語っているのを、たまたまフィレンツエ空港においてある雑誌の記事で読んだ。ジャケットに収められた写真の楚々とした美形は、久しぶりの「秘密の花園」入り。

No Promises

Carla Bruni / Naïve




また、北京で買い求めたのCDは、「小野リサ」の初期のボサノバ集、「Rio Bossa」+「Amigos」の2枚組みアルバム。「Rio Bossa」のほうに、50年ほど前ブラジルで大ヒットしたという「日本の桜」という曲が収録されている。美しくデリケートな日本の桜に恋をする夢を見たという歌。この曲を「リサ」はデビュー初期のアルバムで取り上げ、可憐に歌い上げている。これを買った北京のCDショップには小野リサのほかのアルバムもいくつか置いてあったところをみると、北京にも結構彼女のファンがいるのかもしれない。2枚組で40元(約600円)。他の日本人アーティストとしては、浜崎あゆみ、倖田来未、大塚愛などもおいてあった。

リオ・ボッサ
小野リサ / / BMG JAPAN
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by knakano0311 | 2007-04-28 23:46 | 我が家の歳時記 | Trackback | Comments(0)
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