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大屋地爵士のJAZZYな生活

梅雨の一日に  ~心象音楽としてのBOSSA NOVA ~ 

南米の音楽、とりわけ「フォルクローレ」や「BOSSA NOVA」に惹かれるようになったのはいつ頃からだろうか。たぶん高校時代、インカの吟遊詩人「アタウアルパ・ユパンキ」を聴いてからだろう。日本人のラテン好き、ボサノバ好きは日本人の血に流れる共通のモンゴロイドのDNAがそうさせるかもしれない。

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「梅雨の一日に ~環境音楽としてのBOSSA NOVA(2)~」というタイトルで書き始めましたが、サブタイトルと内容を変更することになってしまいました。というのも、前回「環境音楽としてのBOSSA NOVA」で予告していた、「吉田慶子/コモ・ア・プランタ~ひそやかなボサノヴァ」を聴いてしまったからです。私の好きな長谷川きよしの「別れのサンバ」のカバーが流れてくると、バックの切れのいいギター。もしやと思って、クレジットをみると、長谷川きよしが参加しているのです。すっかりうれしくなってしまいました。それにしても、これほどの「ボサノバ唄い」、まったく知りませんでした。長谷川きよし、小野リサにつづく日本人ボサノバ唄いといっていい。
ライナーノーツによれば、吉田慶子はふとしたことからボサノバと出会い、その魅力にとりつかれ、2000年には単身ブラジルへ渡り、1stアルバム「愛しいひと bem querer」を制作したという。本アルバムに収められている主な曲は、ジョビン、モライス、カルロス・リラ、エデゥ・ロボなどボサノバ黎明期の巨匠の曲、古典的ボサノバである。ボサノバの本質とよくいわれる「サウダージ(郷愁)」。日本語でいえば、「郷愁」、「ふるさと」、「夏祭り」、「ほうずき市」などという言葉から我々の心に湧きあがってくる感情とでもいえばあたっているかもしれない「サウダージ」をこれほど心象風景として、表現できている「ボサノバ唄い」も他にいない。
帯にいわく「ささやき声で始まって、ただ終わる美しいひととき」。


コモ・ア・プランタ~ひそやかなボサノヴァ

吉田慶子 / オーマガトキ



さっそく、1stアルバム「愛しいひと bem querer」も聴いてみました。「プリミティブ」、「サウダージ」。 一つ一つの曲に彼女自身が、対訳と解説をつけていますが、それを読むだけで、彼女がどれほどボサノバに魅せられているか、愛しているかがわかります。アルバムタイトルの「bem querer」は、この上もない愛を意味するポルトガル語。まさしく彼女がボサノバに捧げた言葉か? 

愛しいひと bem querer

吉田慶子 / インポート・ミュージック・サービス



「コモ・ア・プランタ~ひそやかなボサノヴァ」から「」。最後尻切れになっているのが残念ですが ・・・。
「吉田慶子 - Nunca(決して)」

          


「プリミティブ」、「サウダージ」を代表する巨匠「ジョアン・ジルベルト」のアルバムから。「ジョアン 声とギター」。全盛期をすぎ、2000年発表の作品。まさにタイトル通り、ジョアンの声とギターのみで奏でている逸品のアルバム。サウダージとはこのこと、シンプルとはこのこと。


ジョアン 声とギター
ジョアン・ジルベルト / / ユニバーサルクラシック
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「想いあふれて - ジョアンジルベルト」

          
by knakano0311 | 2007-07-08 00:34 | サウダージ | Trackback | Comments(0)
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