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大屋地爵士のJAZZYな生活

雨の日に聴く「オーガニック・ヴォイス」  

シンプルな演奏、たとえばピアノの弾き語りでありながら、言い換えれば、シンプルであるが故に心に、じわっと沁みこんでくる歌手、アルバムがある。ほとんど、TVやメディアに出でてこないので、多数の音楽ファンには知られていない歌手たち。時々、思い出したように聴くが、聴くたびにそのピュアではあるが、自在に変化する声に魅了されてします。そんな、オーガニックな魅力にあふれるアーティストとアルバムを紹介しましょう。

「沢知恵」。CDでしか聴いたことがありませんが、ぜひコンサートで聴いてみたいと思う歌手の一人。
「沢知恵/いいうたいろいろ5 英語の歌」。すべて彼女のピアノの弾き語りで綴る、洋楽のカバーアルバムであるが、特に、ラストの「ウィル・ユー・スティル・ラヴ・ミー・トゥモーロウ」は 感動的。POPS、洋楽を愛する人たちすべてに、ぜひきいてほしいと思う一枚。


いいうたいろいろ5 英語のいいうた
沢知恵 / / コスモスレコーズ
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「わたしが一番きれいだったとき」。日本の歌のカバーを中心にしたアルバム。茨木のり子の詩に彼女が曲をつけたタイトル曲「わたしが一番きれいだったとき」とカバー曲「さとうきび畑」、「人生の贈り物」(さだまさし訳詩、作曲)は、我々世代の女性の皆さんにぜひ聞いて欲しい、本物のシンガーのみがうたうことのできる感動の曲。


わたしが一番きれいだったとき
沢知恵 / / コスモスレコーズ
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「村上ゆき/夢で逢いましょう」。本来はJAZZシンガーである彼女が、自身のピアノとアコースティックなバックを交えて唄う「 懐かしき昭和の世界」。

タイトル曲「夢で逢いましょう」は、「今晩は、中島弘子です」で始まる、当時とってもオシャレだったNHKの生番組「夢で会いましょう」のテーマ曲。永六輔、渥美清、黒柳徹子、中村八大、坂本九・・・。我々世代にとっては、今でも懐かしく、忘れられない番組です。村上ゆきの良く伸びるピュアな声、それにマッチしたバックのアコーデオン、ギターのアコースティックでノスタルジックな音作り。「テネシーワルツ」、「上を向いて歩こう」、「悲しくてやりきれない」など、懐かしい昭和の日本語の歌で心を癒してくれるアルバム。

夢で逢いましょう
村上ゆき / / ポリスター
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「村上ゆき - 夢で逢いましょう」

          


つい最近発売されたアルバム、「マルガリータ・ベンクトソン/アイム・オールド・ファッションド(私は古風なの)」。彼女の透き通ったその声にもすっかり参ってしまった。スエーデンの人気アカペラ・コーラス・グループ 「The Real」のボーカルである彼女のソロ・デビュー・アルバム。
自然を大切にし、ロハス、オーガニックなライフスタイルを大事にするスエーデンから育ったオーガニック・ヴォイスを持つシンガーの誕生。

宣伝文句にいわく。
たおやかで心に響く、美しいソプラノ・ヴォイスを持つ歌姫のデビュー作。地元スエーデンの8人のジャズ・ミュージシャンと22名のフル・オーケストラによるゴージャスなサウンドをバックに、JAZZ&Bossa Novaのスタンダード10曲を「新しいクラシック」として甦らせた・・・・・。

彼女が大切にしてきた音楽が、何の飾りも技巧もなしに、だが輝く小さな宝石のようにちりばめられている。大人の女性だから歌えるであろう聴く人の心を暖かく解きほぐしてくれる名盤。

アイム・オールド・ファッションド

マルガリータ・ベンクトソン / スパイス・オブ・ライフ



雨の日曜日。こんなCDを聴きながら過ごす静かな一日。なにか大きな得をしたような、そんなささやかな満足感で一日が終われそうです。


【オーガニック/organic】 1.有機の、有機体の、
                  2.農薬を使わないで育てた、無添加の
                  3.生来の、生まれながらの
by knakano0311 | 2007-06-24 15:53 | ミューズたちの歌声 | Comments(0)
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