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大屋地爵士のJAZZYな生活

あまのじゃくの歌が聞こえる   ~マーケッターとしてのシニア考(5)~

時々、このブログで、マーケッターとしての「団塊の世代」の特長を書いてきました。

「アエラ/2月26日号」にいわく、「・・・一筋縄ではない。勧められると素直になれず、新しいモノ好きなくせして、流行しだすとしらんぷり。まるで「いやいや園」の子供たちのような、でも時代を動かしてきたへそ曲がり世代。」言い得て妙である。70%の人がパソコンを使え、新しい音楽やファッションを受け入れ、楽器も弾け、車文化の申し子で、左翼思想や全共闘の洗礼も少しは受けている戦争を知らない子供たち世代。
言い換えると、お仕着せ大嫌いで議論好き。好奇心旺盛で気に入ったら、とことんこだわる新しい好きの反面、飽きっぽい。ある時期からノンポリに徹した会社人間。私流に「団塊の世代」を定義すれば、まあ愛すべき「天邪鬼」ではあるが、自分のオピニオンを道具(PC、楽器など)により、発信や表現出来る力を持った初めての世代。個を強調するが、個と団体の両方のバランスがとれる世代。

さて、話は変わるが、夏になるとTV各局が「24時間TV」に代表されるようなマラソン特番を組む。私はこの手の番組が大嫌いで見ない。夜でピークははずしているという弁明はあるが、この時期にどれだけの電力エネルギーを使っているのか。また、予定調和というか、安直に作られた、用意された感動話もご免蒙りたい。徳○氏はいつもなぜ、あんなにも簡単に泣けるのだろうか? 例のマラソンもそうである。去年の丸山弁護士にいたっては、今考えれば参議院選挙のための巧妙な知名度・好感度アップのための作戦と勘繰りたくもなるくらい。そんな風に天邪鬼決め込んでいたら、9/1朝日新聞のTV欄の「キュー」にわが意を得たり、島崎今日子氏のコラム。
引用しよう。「今なら悪い人の代表になっているのが朝青龍だ。・・・・・いい人の代表は、萩本欽一。・・・66歳なのに、70㌔を走りとおした、その頑張りに涙したという人は多い。ほとんど歩くこともままならず、苦痛に顔をゆがめる欽ちゃんが、沿道の声援を受けながら、武道館を目指す姿は確かにドラマチックだ。・・・・でも、テレビ局は、「日本禁煙学会」が「危険だ」と止めている、(筆者補足;大変なヘビースモーカーで、運動というものを過去ほとんどしたことのない)人になぜわざわざ炎天下を走らせるのか。そこまでして「感動」を生み出すのは、何のためなのか。頑張ることはそれほど大切なのか。毎年この番組のマラソンを見ながら、耐えられない気になる。頑張りたくても頑張れない人だって、いる。頑張ることで、他人に迷惑をかけることだってある。頑張れ至上主義は、怖い。そして人を白か黒かに簡単にあっという間に色付けするTVはもっと怖い。」

TV局の視聴率至上主義競争で、この手の頑張る感動実話競争をエスカレートして、続けていったらどうなるのだろうか?「ゴールへたどり着いたと同時に死ぬ」というような番組までいってしまうのではないか。定年になってから時々見るワイドショー。まるで視聴率の取れそうな「悪い人探し」を次から次へとしている感じ。おまけにどれだけの見識があるかわからないようなタレントの知ったかぶりのコメント。視聴率競争の呪縛から抜け出せない民放TV局、TVとはなんというあざといものか。「あるある大辞典」問題、「メディアスクラム」問題。多分シニアを含めて、益々TVばなれをしていくに違いないと思うのだが・・・。NHKのほうが、まだ視聴者のお金によって番組づくりがされている分、自制が利き、かなりまともであると思うのは私だけだろうか?

団塊・天邪鬼世代に格好のオススメ本がある。「悪魔の辞典」。本書は、19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したアメリカのジャーナリスト、アンブローズ・ビアス(1842-1913)が、1881年から1906年までの間に新聞・雑誌に発表した箴言(しんげん)や警句を、辞書形式にまとめた文明批判の書で、昔から愛読書である。たとえば、ひとつ紹介してみよう。
上院(senate);重要な任務を委託されていながら、偽証その他の軽罪で告発される初老の紳士諸君からなる人々の一団。

新編 悪魔の辞典
アンブローズ ビアス / / 岩波書店
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IT、ネット時代の今、もうひとつの天邪鬼御用達は、最近気に入って、何かと分析を試みているサイト、「成分解析 on WEB」(http://seibun.nosv.org/)。自分の気になる言葉を入力すると、それを分析してくれます。たとえば「参議院」と入力すると、

参議院の53%は記憶で出来ています
参議院の35%は果物で出来ています
参議院の8%はマイナスイオンで出来ています
参議院の3%は理論で出来ています
参議院の1%は心の壁で出来ています

どういう理屈や、理論でこう分析しているのか分からないし、意味不明だが、シニカルで、読み手の理屈や勝手な思い込みでなんとなく納得してしまうから面白い。言葉を入れては、うなずきながら少しはまっています。このブログをお読みの天邪鬼諸君!ぜひお試しあれ。

まっ、せめて音楽くらいは、天邪鬼でなく素直に聴きたいもの。長い間、聴き手に繰り返し聴かれ、愛されてきたエバーグリーン、スタンダードの持っている力はやはり素晴らしい。
ピアノ・トリオのスタンダード特集アルバムから、「スティーブ・キューン・トリオ」の「プレイズ・スタンダーズ」を。

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プレイズ・スタンダーズ
スティーブ・キューン・トリオ / / ヴィーナスレコード
ISBN : B000NA6O52
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そして、日本での超人気ピアニスト「エディ・ヒギンズ・トリオ/恋に過ごせし宵」 を。
75歳となったエディが、一回の録音でスタンダード・ラブ・ソングばかり50曲を録音、それを4枚のCDにして順次発売するという企画の2枚目のCD。

恋に過ごせし宵

エディ・ヒギンズ・トリオ / ヴィーナスレコード




「Steve Kuhn Trio - Blue Bossa」

          
 
by knakano0311 | 2007-09-03 00:50 | マーケッターとしてのシニアから | Trackback | Comments(0)
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