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大屋地爵士のJAZZYな生活

欧州JAZZY紀行(12) ~  つぐみ横丁の機械仕掛けの小鳥 ~

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1979年、3週間、2度目のドイツ出張の時は、前年の出張で核心に触れる技術は、すでに会得していたので、いわばフォローの出張というか、かなり心に余裕のある出張であった。丁度、高校時代の友人のM君がフランクフルトの某証券支店に単身赴任をしていたので、彼はアウトバーンを届いたばかりの愛車「アウディ」を駆って、フランクフルトから一息の出張先のハイデルベルグまで毎日のように迎えに来てくれたのだ。会社の終業は午後4時、夏時間の影響もあって日没は午後九時頃。ざっと日没まで、4~5時間は楽しめるのだ。そんなわけで彼の車で時速無制限のアウトバーンを飛ばし、いろいろのところへ出かけた。そんなある日、ライン河の眺めを楽しみながら、夕飯を食べようということになり、「リュウデスハイム」へ出かけた。幅3m、長さ150m程の小さな通りに、ワインレストランや土産物屋が軒を連ねていることで有名な、「Drosselgasse/ドロッセルガッセ (つぐみ横丁)」で食事や散策しているとその奥まった一角に「Deuche Alte Musik Museum」、現在の「ブレムザー館 自動演奏楽器博物館」があるのに気がついた。18~20世紀初めの自動演奏ピアノ、自動オルゴール、エジソン式蓄音機などが展示されている城を利用した博物館である。

当時は、ひっそりとあまり目立たなかったが、その名前に惹かれて入ってみようとしたが、あいにくその日は休館日で、蒐集愛好家のためのオークションが開かれていたが、日本からの遠来のお客ということで特別に中に入れてもらうことができた。いまでこそ、日本のあちこちに自動ピアノやオルゴールをコレクションした博物館があるが、私は初めてその類の楽器の膨大なコレクションを見て、感激したのであった。自動楽器、音楽再生機の実現に対する人間の情熱は、今も昔も変わらずに続いている。そして、ディジタル時代になっても、なお一層の進歩を遂げていると思えるのだ。

そして、そのオークションで出品された、「機械仕掛けの小鳥」には本当にびっくりした。5cm角くらいの箱に入っていて、蓋を開けると、羽を震わし、辺りを見回して、えさをついばむという本物の小鳥そっくりのしぐさをする、その機械人形にすっかり心を奪われてしまった。たしか当時の日本円に換算して10万円ほどであったろうか、ぜひ欲しいと思ったが、30年前は今と違って、外貨持ち出し制限があり、勿論クレジットカードなどはなく、つど銀行でトラベラーズ・チェックで現金に換えるという状況下では、泣く泣くあきらめざるを得なかったのである。

いまでも、TV番組「開運なんでも鑑定団」をみると、「あの時買っておけばよかった」などというさもしい考えが時々よぎるのである。

さて、Esther Ofarim(イスラエル)、Jacintha(シンガポール)、Patricia Barber(アメリカ/シカゴ)、Ayako Hosokawa(日本)、 Mari Nakamoto(日本) の5人の癒し系「Songbirds」のコンピレーション・アルバム「Five Songbirds」がおすすめ。録音音質の高さも特筆されるし、なんといってもそのナチュラルな歌声には本当に癒される。


Five Songbirds: A Reference Collection of Female Voices
Various Artists / / First Impression Music
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by knakano0311 | 2008-02-07 23:30 | JAZZY紀行 | Trackback | Comments(0)
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