年末に私の不注意で壊してしまったため、新しい「i-Pod」に買い換えたのですが、やっとCDコレクションの「i-Pod」へのダウンロードが完了しました。約2ヶ月かかったことになります。
勿論、すべてのCDをダウンロードしたわけではないのですが、そのデータを紹介しましょう。
・ハード;i-Pod Classic 80GB Black
・ダウンロード データ
617アーティスト、882アルバム、10776曲、45.05GB
ちなみに、休みなしに全曲聴くとすると、「100.5日」かかるそうです。
私の残りの日齢(「60歳過ぎたら聴きたい歌(14) ~What A Difference A Day Made~」参照)を約8000日とすると、毎日3時間づつ聴いたとしても、たった10回しか全曲を聴けないという計算になってしまいます。
この量をみると、ある種の感慨も持つのだが、一方、果たして「量より質」のリスニング人生であったか?という疑問も感ずる。むかし、ある博物館の学芸員で、刀剣の目利きの方に「どうしたら真贋、名品を見抜くことが出来るのですか?」と質問したことがあるが、その方は「沢山の量を見ることです。量を見ることで、おのずから優れたものが浮かび上がってきます。」という答えであった。所詮凡人の私、気を取り直して、「量」をこなすことで少しでも「真」なるものへ近づけると信じ、せっせとこれからも聴くことにしましょうか・・・。
デビュー20周年を迎えたJAZZバイオリニスト「寺井尚子」が、「ピアノ・トリオ+寺井」というデビュー当時4人編成の原点に帰って新CDをリリースした。ヨーロッパの「ステファン・グラッペリ」の例はあるにしろ、異色の楽器を日本JAZZ界に持ち込み、新分野を切り開いた「寺井」。最近はそんな彼女の姿勢が評価され「南里文雄賞」も受賞した。この原点回帰の新作「小さな花~アマポーラ」は、従来のジャズのスイング感をバイオリンで表現するというスタイルを少し変え、アルバム表題の2曲のほか、有名曲の旋律の美しさをしっとりと聞かせるというスタイルになっている。彼女はこのことについて、「頭の中で、突然アマポーラのメロディが鳴ったんです。常に核になる曲からイメージを膨らませて、流れを組み立てるので、アマポーラの強さのせいでバラードが増え、旋律重視のアルバムになってしまった。」と語る。JAZZにおけるバイオリンの可能性を追求していく彼女に更なる期待をしたい。
小さな花~アマポーラ
寺井尚子 / / EMIミュージック・ジャパン
ISBN : B00118YOBQ
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「小さな花 - 寺井尚子」
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