大屋地爵士のJAZZYな生活

2007年 01月 28日 ( 1 )

こいつは春から縁起がいいわい! 

年末のジャンボ宝くじは、いつものとおりはずしたが、正月休みに見ていた、「Amazonオススメ商品」ですすめられて何気なく買った、「ゴールデン・イアリング」、これが大当たり。ピアノ・トリオで、弾き手は、「Gene DeNovi ジーン・ディノヴィ」。聴いてびっくりした。
ヨーロッパのピアノ・トリオ、たとえば、「Europian Jazz Trio」や「カレル・ボエリー・トリオ」などの、流麗さ、華麗さと、「ニューヨーク・トリオ」のモダンな都市感覚、粋を兼ね備えているといったら言い過ぎか。いや存在を全く知りませんでした。1928年ニューヨーク生まれの白人、来年で80歳になるという。同年代のジャズ・ピアニストは、ほとんど故人になっていよう。匹敵するのは、「ハンク・ジョーンズ」くらいか。一体どんなキャリアなのか? ライナーノートによれば、1940年代に「チャーリー・パーカー」や「ディジー・ガレスビー」といったビバップの開祖たちと共演をしており、いまやビバップを身をもって体験した伝説的なピアニストの中の数少ない現役だそうだ。しかも、リーダーアルバムを出したのが、50歳を間近にしたころというから、大変な晩生(おくて)である。

しかし、このピアノタッチの心地よさは何だろうか。タイトル曲「ゴールデン・イヤリング」は、最初ソロでメロディを弾き始め、あの美しい旋律を生かした、絶妙華麗なアドリブを聴かせる。
「ボディ・アンド・ソウル」。ボーカルで聴く以上に、歌っている。

ゴールデン・イヤリング
ジーン・ディノヴィ / / エムアンドアイカンパニー
ISBN : B00008BDHT
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現在、カナダはトロントに住んでいるそうであるが、彼の家からは夜な夜なピアノを弾く音が、隣の家まで聴こえるそうで、隣家の住人は、ジーンがいい演奏をすると、コンサート会場であるがごとく、拍手で応じるのだという。なんという「うらやましい暮らし」であろうか。

同じメンバーでのアルバム「So In Love」。TV日曜映画劇場のエンディング・テーマ、コール・ポーターの「So In Love」、また「Blue Prelude」もこの上なく美しい。御年80歳とは、またしても脱帽!

ソー・イン・ラヴ
ジーン・ディノヴィ / / エムアンドアイカンパニー
ISBN : B00005NJPF
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ドラムとベースを若手に変えて、「夜」をテーマにした曲ばかりで構成されたアルバム。
最初の「Alone Togather」からもう魅了されてしまう。「弾く」のではなく、「歌う」がごとく、「ささやきかける」がごとく、ピアノを奏でるのである。こんなピアニストがあまり知られずに埋もれていたとは、世に紹介したプロデューサーに感謝!

ハウ・ビューティフル・イズ・ナイト
ジーン・ディノヴィ / / エムアンドアイカンパニー
ISBN : B00005HNDB
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今年の最初で、最大の収穫のひとつである。今年は春から縁起がいいわい!!!
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by knakano0311 | 2007-01-28 13:55 | おやじのジャズ | Trackback | Comments(2)