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大屋地爵士のJAZZYな生活

2007年 06月 16日 ( 1 )

続々々々・ジャズはおやじの音楽か?  ~和・JAZZの復刻~  

「和・JAZZ」が復刻しているという。CDショップを覗いてみたが、確かに「和JAZZ」の復刻コーナーが設けられている。白木秀雄、松本英彦、宮澤昭・・・・。レコード各社が、1950-70年代の日本人JAZZプレイヤーの作品を復刻、再発売しだしている。確かに我々がJAZZに魅せられた時代は、米国のJAZZ一辺倒で、一部日本のプレイヤーの人気はあったが、彼らも演奏するのは米国のスタンダードJAZZであったし、私自身も当時は、やはり米国産JAZZに傾倒していた。
しかし、このブログでも何回も述べているように、JAZZがワールド・ミュージック化するにつれ、どこの国の人間であるとか、米国製スタンダードナンバーであるとかは意味がなくなってきたのではないかと思われる。ヨーロッパへ行けば、本場米国を凌ぐほどJAZZは盛んであるし、日本でも町おこしのイベントとして日本中、随所で「JAZZフェスティバル」が行われている。
この復刻ブームは、「我々団塊の世代の、回帰現象、懐古趣味の影響もあるかもしれないが・・・・・」と思いきや、「ベテランファンが懐かしさで買うより、クラブ通いの若者たちがカリスマDJの勧めに飛びついて買っている。(杉田宏樹氏)という。それはそれでうれしいこと

朝日新聞によると、きっかけは、欧州の人気DJたちが、音源として日本の古いJAZZを取り入れ、やがて日本のDJたちも注目しだしたという。
人気クラブDJでもあり、JAZZプロデューサーでもある須永辰緒氏は「和か洋か、というのは意識してない。ネタとして踊れるかどうかだけ。ただし日本にも世界に誇れる最高にヒップな音楽がたくさんあった。」

経過の分析はどうでも、日本人のJAZZの魁、先達たちの足跡が評価され、見直されることはいいことに違いない。こんなことが、JAZZが若者に浸透していくきっかけとなれば・・・。

その須永氏選曲のアルバム。かって30年前ぐらいか、若者からおじさんをJAZZファンに引きずり込んだ、今で言えば、スタイリッシュ・女性ボーカル「阿川泰子」の編集盤。

TATSUO SUNAGA DIGS BEST OF YASUKO AGAWA

阿川泰子 / ビクターエンタテインメント



「ムッシュウ・かまやつ」こと、「かまやつ・ひろし」のお父さん、私にとってもおやじくらいの年齢か?ティーブ釜萢(かまやつ)が、唯一残したといわれるスタンダード・ボーカル・アルバム。
「It’s A Sin To Tell A Lie」など、日本にJAZZが入ってきたころの古きスタンダードの名曲が聴ける幻といわれたアルバム。

Sing a Simple Melody

ティーブ釜萢 / キングレコード



多分JAZZ歌手を志したが、その美貌、声の質から、ムード歌謡の女王的存在となってしまった松尾和子のJAZZ・ボーカル復刻盤。和モノ・マニア垂涎の超レア・アルバムだった。
「いそしぎのテーマ」、 「思い出のサンフランシスコ 」 、「いとしのヴァレンタイン 」、 「 あなたと夜と音楽と」など真剣に、ワンフレーズ、ワンフレーズ丁寧に歌われるスタンダードがいい。
但し、下のジャケットはミスで別物なので、正しく悩ましいジャケを添付。これが間違っていては何のためのジャケ買いかと思われる。

夜のためいき

松尾和子/ディウレコード



一方でこんな記事も眼にとまった。
小学校のブラスバンドでアルトサックスを吹いていた少女。6年生でチャリー・パーカーを聞いてJAZZに目覚め、中学3年、14歳で「ビリー・ホリデイ」の伝記を読み、同じ年齢でビリーが生活のため、ライブハウスに出演していたことを知って、都内のライブハウスに片っ端から出演したいと電話をかけた交渉した少女。16歳でデビュー、すでにアルバム5枚を発表している若手サックス奏者「矢野沙織」の記事。デビュー5年にして、早くも初のベスト盤が発売されるという。

矢野沙織 BEST~ジャズ回帰~(DVD付)

矢野沙織 / Columbia Music Entertainment,inc.( C)(M)



彼女は、20歳にして正しいビバッブの継承者に思える。

「砂とスカート - 矢野沙織」

          
 
by knakano0311 | 2007-06-16 13:05 | おやじのジャズ | Trackback | Comments(0)