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大屋地爵士のJAZZYな生活

2007年 09月 01日 ( 2 )

そして神戸   ~久しぶりにトアロード界隈へ~

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風も心地よく、久しぶりにいい天気。ふらっと神戸を散策に出かけました。
神戸は、海と山とが接し、人も多くなく、ゆったりとしたヨーロッパ・テイストの街。今でも暮らしてみたいと思う街です。旧居留区に多くある、オシャレなブティックのウィンドショッピングと、アジアン・テイストなカフェ&ダイニング「Villabli Garden」でのランチから始めました。


今年は神戸開港140年。旧居留地、かっての外国人居留地が建設されたのは、神戸港が開港した1868(明治元) 年のこと。貿易を行うために外国人が住むことを許された外国人居留地は、明治政府から与えられた区域の田畑や砂地を埋め立てて造られました。基本設計を担当したのはイ ギリス人土木技師J・Wハートで当時としては珍しく、歩道と道路を分け、下水道も整備されてした。居留地内は126区画に区割りされ、木造レンガ造り2階建てコロニアル(植民地)スタイル、石作りの洋館スタイルのレストラン、ホテル、テーラー、ビルなどが建設されたそうです。 

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そして、元町から、かって入社した頃、休日によく訪れたトア・ロード界隈へ。あの大震災のあとすっかり町並みも変わってしまったらしく、当時よくコーヒーを飲んだ「サント・ノーレ」はいまはもうなく、ギターライブを聴きながら、ピザをほうばった「ピノキオ」は嬉しいことに、未だ健在であった。かってこの通りにあった「トーア・ホテル(東亜ホテルか?)」に、その名を由来する「トアロード」、ハイカラ、オシャレ、エキゾティックの代名詞であった「トアロード」界隈も今はすっかり若者の町となった感じで、中国風の建物のほか、アジアン風、米国西海岸風もありのごった煮ではあるが、一種カラっとした明るい新しい街の雰囲気を抵抗感もなく楽しめました。この界隈に限ってのことだが、表面に出てこない問題はいろいろあるかもしれないが、震災からの復興は順調にすすんでいるように思えた。とくに若い人たちにより賑わいと活気を取り戻しているのが本当にうれしい。トア・ロードから北野町へと続く坂道を散策、帰りの途中、元町の中古レコード店でで見つけたCDを買い、すっかりリフレッシュした気分で帰宅。

日本ではあまり知られていませんが、美人で歌唱力がある私の好きなシンガーの「スー・レイニー/Sue Raney/雨の日のジャズ」を見つけました。雨の音の効果音により始まり、そして終わる粋でハートウオームなアルバム。

雨の日のジャズ
スー・レイニー ビリー・メイ楽団 / 東芝EMI
ISBN : B000HOJBCW
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「SEPTEMBER IN THE RAIN - SUE RANEY」

          


9月2日は、「マウント六甲ジャズ・フェスティバル」。プロ・ミュージシャンのほかに、あの映画「スウイング・ガールズ」のモデル校となった「高砂高校ビッグ・フレンドリー・ジャズ・オーケストラ」や、神戸ジャズ・ストリートなど多くのコンサートに出演をしている芦屋の甲南高校・中学校の音楽クラブ「甲南ブラスアンサンブル」が出演するという。JAZZ発祥の神戸ならではのこと。ここにも若い人たちによるうれしいJAZZへの取り組み。

あらためて思うのだが、これほど全国各地で多くのJAZZフェスティバルが催される国も、世界を見ても本当に珍しいと思う。
by knakano0311 | 2007-09-01 17:39 | おやじの遠足・街歩き | Trackback(2) | Comments(0)

One and Only  ~秋の夜長に聴きたい孤高の世界~

もう九月。あの暑さも一段落して、近づく秋の気配。そんな秋の夜長に、はまってみたいと思うJAZZYな音世界がある。アーティストは、だれでも自分独自の音世界を作ろうと思って創作活動をしているが、その中でも特に際立った女性アーティストたちがいる。TVなどのマスメディアの歌番などには、まず露出しないし、オリコンのヒットチャートにも載ることはない。しかし、ライブチケットはいつもソールドアウト、きっと深いファンがいるのであろう。キーボードの弾き語りのアーティストが多いのは偶然だろうか? 弾き語りライブでしか、その独特な世界が体験できないのかも知れない。

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まず、このブログでも紹介した「浜田真理子」、「沢知恵」。浜田真理子の場合はTVドキュメンタリー番組「情熱大陸」で観てから注目するようになり、何回かコンサートも聴きにいってます。
松江というごく普通の地方に住んでいるおばさん。OLし、子育てもしながら、年数回のコンサートを開く。そんな彼女がTV番組をきっかけにしてブレーク。「愛、恋、純粋、純愛、永遠、死・・・・」、少し照れくさくなるような言葉を紡いで、今までに日本の歌手では聞いたことのない深い静けさ、情念に満ちた独自の世界を作りだす。コンサートでは、CDではほとんど伝わってこない、恐らくライブでしか味わうことの出来ない、独特の雰囲気に満ちた静謐な空間が作り出される。(拙稿「松江・宍道湖のほとりから~浜田真理子の世界」、「化学反応」参照)。ひとつだけアルバムをあげるとしたら、やはり「月の記憶」か。

Mariko Live~月の記憶~ 2002.11.9 at Bunkamura Theatre COCOON
浜田真理子 / インディペンデントレーベル
ISBN : B00008PT9X
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「浜田真理子 あしくび (Live) 」

          


「沢知恵(さわ・ともえ)」。彼女を知ったのは、Amazonのマニアリストからのおすすめであったと思う。最初に聞いたCDは、「いいうたいろいろ5  英語のいいうた」。 しかし、そのときは印象に残ることはなかった。あるとき何気なく聴いたとき、大げさだが、その彼女の世界に衝撃を受けた。 その歌はアルバムラストの「ウィル・ユー・スティル・ラヴ・ミー・トゥモーロウ」。タイトルどおり、いろいろなジャンルの歌のシリーズCDを出しているが、演歌、童謡、フォーク、POPS、賛美歌、校歌などのほか、オリジナルを交えて彼女の弾き語りの世界に引きずり込まれる快感は一度経験したら忘れられない。一度ライブを聴いてみたいアーティストの一人。(拙稿「雨の日に聴くオーガニック・ヴォイス」参照)

いいうたいろいろ5 英語のいいうた
沢知恵 / / コスモスレコーズ
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「高田みち子」。 出自などよく知らなかったが、彼女もAmazonのマニアリストからのおすすめで知ったと思う。ライナーノーツなどによると、70~80年代のポップスとジャズのテイストをミクスチャーした噂の新宿系シンガーソングライターで、女性からの支持が多いらしい。ヒットした前作『Night buzz』につづくセカンド作品が「TALEA DREAM」。
「CDジャーナル・レビュー」にいわく、「いい声。そして、いい曲を書く人。だが彼女はいわゆるジャズ・シンガーではない。ただし、彼女には音楽を感受する鋭い感覚、高レベルの演奏者と同じ土俵に立って自身の表現を完遂する音楽性、そして何より音楽家としての器の大きさが備わっている。」 
あるカスタマーレビューの言。「彼女の歌う「TALEA DREAM」の穏やかで伸びやかな歌唱が私の車の中に安らぎを充満させ、40男の心の中の欠けたピースを1つずつ埋めていった。・・・」

TALEA DREAM
高田みち子 / / ソニーミュージックエンタテインメント
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「中山うり」。まず名前からして只者ではない。アコーディオンの弾き語りという特異なスタイルと、独特の歌詞世界で、ジャズ、シャンソン、ボサノバ、ジプシー音楽などを思い起こさせる音世界を築いてみせる。CDデビュー前に、音楽配信ストアで異例の売り上げをあげ、さらに、2006年のフジロック(アヴァロン)にも出演したという、従来にない新しいプロセスで音楽シーンに登場してきたアーティストである。アコーディオンと、時折ポケットトランペットを演奏しながら歌うというスタイルで、既にワンマンライブも10回以上をソールドアウトさせているという。
ノスタルジックでありながら、どこか陽気。また、メランコリーで異国の香りにも満ちたその魅力ある歌声は、一聴しただけで心をぎゅっとつかまれてしまう魅力に溢れている。
遂にメジャーデビューしたCDが、「DoReMiFa(ドレミファ)」。

DoReMiFa

中山うり / ソニーミュージックエンタテインメント




現代の「イタコ」、「巫女」、「琵琶法師」ともいえる彼女たちの醸し出す、その「One and Only」の世界の魅力に、幻惑されながら浸ってみる秋の夜長はいかがでしょうか。
by knakano0311 | 2007-09-01 00:48 | ミューズたちの歌声 | Trackback(4) | Comments(0)