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大屋地爵士のJAZZYな生活

2008年 07月 10日 ( 1 )

マーケッターとしてのシニア考(11)    ~デジタル・デバイド再考~ 

定年後3ヶ月経った2006年6月からスタートしたこのブログ、早いもので、この6月で丁度2年経ち、駄文の記事は300記事に達した。読者の皆さんに御礼申し上げます。

ところで、総務省情報通信政策研究所の報告書によれば、インターネットで公開されている国内のブログは08年1月末で約1690万あり、国内のネット利用者(約8811万人)の約2割が利用し、記事総数は約13億5000万本と、単行本約2700万冊の情報量に匹敵することが分かった。報告書は米国の会社による世界の情況調査も報告されており、ブログは世界に約7000万あり、使用言語別では日本語が約37%と、2位の英語約36%、3位の中国語約8%を抑えてトップとなり、インターネット人口では、前述と逆の結果であるが、、(今年2月に2億2000万人と米国を超えて世界1位に・・・)あらためて日本人のブログ好きが浮かび上がった格好だ。しかしながら、国内ブログのうち、一ヶ月以内に1回以上記事を更新するブログは全体の2割程度の約300万。開設はしてみたが・・・というような情況も窺える。
年代別に見れば、19歳以下9%、20代28%、30代27%、40代20%、50代11%、60歳以上5%、60歳以上で言えば85万人、と中高年が予想以上に開設していることも分かった。

ここで、シニアを中心である自分の周辺のPCに関するリテラシー(読み書き能力)を情況を観察みた結果をレポートすると、

1)同じ時期に退職したOB仲間たちは業務でパソコンを使っていたため、100%PCメールと
  インターネットが可能である。むしろ携帯でのインターネット利用はキー操作がまどろっこし
  くてダメという声がほとんどである。
2)先輩退職OBについては、年賀状などにPCメールアドレスが書いてあるのが80%、URLは
  10%くらいか。ブログどころかホームページを開設している先輩もいる。 
3)高校の同級生。同窓会の例会の案内はPCメールでくるので、このメンバーについては
  100%近くPCメールが可能である。
4)妻とその友達については、友人とは携帯メールで連絡を取り合っているので100%近い率
  で可能。ただし、PCに関してはかなり低くなり、妻の周辺では、ほんの数人。
5)子供世代は言うまでもなく携帯、PCとも100%。ただモバイル性重視のためか、すべての
  機能を携帯に集中させているため、携帯利用の場合が多いようである。
6)私の親世代は、PCは言うに及ばず、携帯その他一切ダメである。

こんな情況で、私の周辺は、会社の仕事の延長上でPCを主体とするネット利用、妻の周辺は、コミュニケーションのツールとしての携帯電話からさらに一歩進んだメール、ネットサービス利用という実態と思われる。あの携帯のいらいらするキー操作も妻は、ほとんど苦にならないようである。ここにもまだ会社の延長で生きている男性諸君、ご同輩たちがいる。

7月11日(金)にアップルから「i-Phone G3」日本版がいよいよ発売される。聴けば買うためにもう徹夜で並んでいるそうだ。液晶大画面のタッチパネル操作方式で、電話、インターネット、音楽端末、映像再生、GPS・・・などもう携帯電話と呼べるのかと思われるような機能が満載の次世代携帯電話。価格からして多分若者中心に人気が集中することは間違いないだろうが、わたしなんぞは生活のすべてをあんな小さなブラックボックス一つに頼りたくないし、左右されたくないが、ソフトバンク以外の携帯電話各社、家電メーカー各社、サービス業界などは戦々恐々としているし、新たな副作用が発生するだろうが、またひとつ世の中を変えていくテクノロジーが世に出されたことは間違いない。しばらく目が離せないことだけは間違いない。

ところで、私が読んでいるメールマガジン「All-in-One INTERNET Magazine」(発行:株式会社インプレスR&D/株式会社インプレスコミュニケーションズ)の発行人井芹昌信氏の「ネットの風を読む」というコラムにこんな記事が載っていた。すばらしいシニアの話なので、少し長いが引用しよう。

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「実録、ハッピー・ケータイライフ! ―パソコンなくてもネット達人」

(略)私は十数年前から武道をたしなんでおり、ありがたいことに今でも尊敬する師匠の教えをいただいている。師匠は、還暦を過ぎて久しいお年だが、いまだに私など足元にも及ばない達人である。
ところでその師匠から、3年ほど前に「ケータイを始めたいので教えてほしい」という依頼を受け、iモードケータイをお勧めした。その際、必要最低限のことをと思い、メールの操作と天気予報や交通情報などを見られるように設定してさしあげた。
以来、師匠はケータイの利便性に気付かれ、自分でマニュアルを読んだり、私に質問したりしながら、いろいろな機能を使いこなされている。師匠のケータイの使い方を脇で見聞きしていると、現在のケータイがいかにすばらしい機能を持っているかを再認識させられる。
たとえば、デジカメ搭載機に機種変更されてからは、季節の便りが山々の写真付きのメールで届くようになったし、車での移動の前にはかならず渋滞情報をチェックされている。また、ウィキペディアをお教えしたら、すぐ「731部隊」のことを調べられ、「これまで辞書に載ってなかったようなことまで載っていて、すごい!」と感激されていた。さらに、グーグル検索を覚えられてからは、電車の乗り継ぎ情報、昔の武道家のこと、ケータイ会社が次にどんな新機種を発売するかなど、様々な情報をケータイから得るというデジタル・ライフスタイルが定着したとのことだ。
一番驚いたのは、ケータイで撮った写真をSDカード経由で、自宅のテレビに写し出して鑑賞していると聞いたときだった。その方が大きく見えるし、色も目にやさしく見やすいそうだ。それに、プリンターの必要性は特に感じないとのことだ。友達に見せる時は、ケータイ画面をそのまま見せるか、メールで送ればいいと。さらにその写真は、家庭用のDVDレコーダーで、静止画として1枚ずつ保存されている。「すでに2000枚以上を保存したが、まだ半分以上は空いている」とのことだが、これはたった1枚のDVD-RAMでの話だ。つい最近、師匠のケータイの待ち受け画面を覗いたら、ダウンロードされたアニメキャラを背景に、時計、カレンダーが配置されており、上段にはグーグル検索窓が開いていた。私は、黎明期からパソコンと付き合ってきたので、これまではデジタルライフをエンジョイするには、どうしてもパソコンが必要だと考えてきた。だが、師匠のケータイライフを拝見していると、そろそろパソコンがなくても大丈夫なほどケータイ
が進化してきたと実感できる。もちろん、仕事や高度なクリエーティブワークでは今でもパソコンは必需品だが、一般のデジタルライフはケータイだけで十分だと思えるようになってきた。
前回のコラムで書いたように、最近はケータイによる子供への害が問題になっているが、このようにケータイがご高齢の方の楽しみを作り出しているという面も合わせて知っておく必要があると思う。

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携帯を使いこなせるその能力もさることながら、前向きに楽しんでチャレンジし、自分の楽しみを大きく豊かにするために携帯を使っている、こんな人生の達人もいるんだ。そのことに感心、同感。師匠は今度の「i-Phone」はどう思っているのだろうか?チャレンジするのだろうか、聞いてみたい。
よし!!わたしもほったらかしてある二足歩行ロボット作りを頑張って始めよう。


CDでなく、わたしが初めて、アップルの音楽ストアから、配信でダウンロードしたアルバムは上原ひろみのソロが素晴らしい、映画「オリヲン座からの招待状」オリジナル・サウンド・トラック。メインテーマ「PLACE TO BE」であった。彼女の奏でる美しいピアノは、映画のシーンにふさわしく、心のそこからゆっくりとあがってくるような感動を呼び起こす。

映画「オリヲン座からの招待状」オリジナル・サウンド・トラック
サントラ / / ユニバーサル ミュージック クラシック
ISBN : B000V3PRAO
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「HIROMI UEHARA - Place To Be (上原ひろみ - オリヲン座からの招待状)」

        
by knakano0311 | 2008-07-10 23:33 | マーケッターとしてのシニアから | Trackback | Comments(0)