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大屋地爵士のJAZZYな生活

2014年 08月 08日 ( 1 )

母の作りし七夕雛を仕舞う

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昨日は8月7日、旧暦の七夕である。TVのニュースでは「仙台の七夕祭り」の模様を放映していた。一度だけ、七夕祭り見たさに仙台に残り、夏休みの帰省を遅らせたことがあったが、もう45年近くも前のことであるが、その豪華さは今でも記憶に残っている。さて、明けて今日は、新暦の七夕から飾ってあった「七夕雛」を仕舞った。この「七夕雛」、故郷松本独特の行事である。。(参照拙ブロブ「七夕びなを今年も飾る」ふるさとエレジー(18) ~歌姫、みぃつけた~」「ふるさとエレジー(2) ~七夕人形がつなぐ想い~」

そして、松本には「松本手鞠(まり)」とならんで、「押し絵雛」という江戸中期頃から伝わる手工芸品があり、写真は、それを趣味としていた母親が作った「七夕雛」である。今はもうそんな趣味を持っていたことも、「七夕雛」をつくったこともすっかり母親の記憶からは欠落してしまっているだろうが、母の作りしこの「七夕雛」を松本の人形屋で買い求めた大きな「七夕雛」と一緒に、毎年、飾ることにしている。また来年もきっと ・・・。

さて、「積ん読」状態を解消すべく、せっせと読んでいる本の中から、少年時代の郷愁を誘う本をまた探し出した。「いしい しんじ」著、「ぶらんこ乗り」。

私は女子高校生。ぶらんこが上手で、指を鳴らすのが得意な男の子。声を失い、でも動物と話ができる、つくり話の天才。もういない、わたしの弟が残した古いノートには、不思議な話の数々が書かれていた ・・・。そんな中で胸がじんとなった話が、サーカスの空中ぶらんこ乗りの夫婦の話。

・・・・ 「おたがいにいのちがけで手をつなげるのは、ほかでもない、すてきなこととおもうんだよ」 ・・・・。

サーカスといえば、私にとっては「木下大サーカス」。小学校の夏休みだったろうか、親に連れて行ってもらって、手を握り締めながら、夢中で観ていた。そんな記憶に重なった。

ぶらんこ乗り (新潮文庫)

いしい しんじ / 新潮社


 
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そして長くタンスの肥やしになっていたピアノ弾きの再発見。今宵は、またまた北欧・スウェーデンのピアニストになってしったが、「ベント・エゲルブラダ・トリオ/Berndt Egerbladh」。彼らが1988年に録音し、ファンの間では、長く「幻の名盤」と称されてきた一枚がある。そのジャケットのデザインから、「子供」と呼ばれてきた「A Boy Full Of Thoughts」。知ったのは、200年澤野工房からCDで再発され、「Jazz Bar 2001」でも紹介されたからだったと思う。

「ベント・エゲルブラダ」。1932年、スウェーデン生まれのジャズピアニスト、作曲家。私も訪れたことがある北緯60度の街、「ウメオ」に育ち、1967年まで、地元の教師として働いていたという。その後、音楽活動に転じ、1985年には自分のレーベルを設立し、リリースされた一枚が今回取り上げたアルバム。2004年、71歳で死去。

A BOY FULL OF THOUGHTS

ベント・エゲルブラダ・トリオ / 澤野工房



美しいピアノの旋律と躍動感溢れるリズム、そして北欧ピアノに共通する陰影に満ちたタッチ。「少年、その胸いっぱいの想い」とでも訳しましょうか ・・・。


A Boy Full Of Thoughts - Berndt Egerbladh」


          

もう一枚、「ムースとショコラ/MOUSSE AU CHOCOLAT」(2001)も切なく響く ・・・。


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MOUSSE AU CHOCOLAT
ベント・エゲルブラダ・トリオ/澤野工房
Berndt Egerbladh : piano
Sebastien Dube : bass
Sten Oberg : drums

 


 
by knakano0311 | 2014-08-08 22:54 | ふるさとは遠くにありて・・・ | Trackback | Comments(0)