大屋地爵士のJAZZYな生活

2018年 04月 14日 ( 1 )

このうえもなく甘い香りに包まれて

b0102572_17362880.jpg
b0102572_17414973.jpg
b0102572_17364670.jpg
b0102572_17365965.jpg
b0102572_1737953.jpg
b0102572_17391826.jpg

 比較的ご近所にある「フジ(藤)」の名所といえば、隣町、宝塚の名刹、「中山寺」の梅林の上にある公園。例年なら4月下旬から5月上旬が見頃であるが、今年は春の足が速いし、団地内の公園にある藤も見頃となってきたので、出かけてみた。

 今年3月に梅を楽しんだ梅林を、斜面いっぱいに咲いている「シャガ(射干、著莪、胡蝶花)」を見ながら登っていく。すると、この上もなく甘い蜜の香りが、見えないうちから漂ってくる。「藤」の香り。こんなに香りが強い「藤」は初めてである。ここの「白藤」は特に香りが強いという。長さ50~60mあろうかと思われる藤棚には、「白藤」が満開。「紫藤」も咲き始めている。「藤」をゆっくり見、香りを楽しみながら持参したコーヒーを飲む。こんなひと時を、「甘やかな時間、甘い生活」、「la dolce vita/ドルチェ・ヴィータ」とでも呼んでみようか。

b0102572_1520459.jpg
 「甘い生活/原題:La dolce vita」は、1960年に公開された、「フェデリコ・フェリーニ/Federico Fellini」監督のイタリア映画。1950年代後半のローマの豪奢で退廃的な上流階級の生態やアバンチュール、社会を生きる上で指針やモラルを失った現代人の不毛な生き方を、「マルチェロ・マストロヤンニ/Marcello Mastroianni」の退廃的な生活を通じて描く。世界中の映画賞を総なめにした映画であるが、観たのは、たしか高校の名画鑑賞会。こんな映画を高校生に見せる高校って、今考えるとすこし変わっていると思うが、正直いってあまりにも難解で、「マルチェロ・マストロヤンニ」と黒いドレスの「アニタ・エクバーグ/Anita Ekberg」がトレヴィの泉で戯れるシーン、そのアニタの豊かな肉体と美しさしか記憶に残らなった。

 今宵の曲は、「甘い生活のテーマ/Tema da la dolce vita」。ヨーロッパ期待のイケメン・ピアニスト、「ステファノ・ボラーニ/Stefano Bollani」。イタリアン・ソングを集めたアルバム、「日本デビュー盤」、「ヴォラーレ/Volare」(2003)から。

b0102572_15583870.jpg
 1972年、ミラノ生まれというから円熟の46歳。そのアルバムには、イタリア独特の雰囲気というか、隠せないラテンの気質が横溢している。ピアノだけではなく、カンツォーネやポピュラー・ソングを中心にした選曲で、低音でささやくかのように、口説くかのように弾き語るアルバム、「けれど恋は/Ma L'Amore No」(2004)や、イタリア・ジャズを代表する大御所トランペッター、「エンリコ・ラヴァ/Enrico Rava」とのデュオ・アルバム、「The Third Man」(2007)など、その活躍のレパートリーも広がっている。

b0102572_15152097.jpg
  
ヴォラーレ/Volare
ステファノ・ボラーニ・トリオ/Stefano Bollani Trio
ヴィーナスレコード



「Tema da 'La dolce vita' ー Stefano Bollani」

          

 「EJT」こと「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ/European Jazz Trio」のベスト・アルバムに、「ドルチェ・ヴィータ~甘やかな時間/la dolce vita~The Best Of European Jazz Trio」(2005)というアルバムがある。そのアルバムから、バッハの「ラルゴ/Largo」を。

ドルチェ・ヴィータ(甘やかな時間)~ザ・ベスト・オブ・EJT~
ヨーロピアン・ジャズ・トリオ / / エムアンドアイカンパニー


「European Jazz Trio - Largo (Bach) 」
 
          
  
 そういえば、イタリアを旅した時、フィレンツエで「La dolce vita」というジャズ・クラブを探して行ってはみたものの、店の前は怪しげな若者がたむろし、出演バンドもジャズではなく、ロック・バンドだったので、入らずに帰ってきたことを思い出した。

  
[PR]
by knakano0311 | 2018-04-14 16:08 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)